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ピストンズのアンドレ・ドラモンドが鼻腔を手術

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デトロイト・ピストンズのアンドレ・ドラモンド(センター)は、NBAを代表するリバウンダーとしての地位を確立させた。対戦相手をインサイドで圧倒するプレイを続けてきたが、実は、片方の鼻孔しか機能していない状態でプレイしていた。

『Detroit Free Press』の取材に応じたドラモンドは、1年だけ在籍したコネティカット大学時代の2011-12シーズンに鼻を負傷して以来、鼻を左右に分けている鼻中隔が曲がる鼻中彎曲症に悩まされ、最近になってようやく手術を受けたことを明かした。

ドラモンドは「この4年間は右の鼻孔しか機能しない状態でプレイしていた。(ピストンズでの2年目に)状態を悪化させてしまってね」と話している。

「これまで手術を受けられるタイミングがなかったんだ。昨年はチームがプレイオフに進出したし、その1年前の夏には(FIBA)ワールドカップに出場した。6週間も何もできない状態になるのは難しい時期だったんだ」。

2015-16シーズンにキャリア初のオールスター選出を果たしたドラモンドだったが、今季は不振に喘いだ。レギュラーシーズン中にはトレードの噂も聞かれ、より敏捷性があり、シュート成功率の高いセンターをピストンズが獲得するのではないかと報じられた。

だが、安定しないパフォーマンスが続いたドラモンドには、自身の不調を説明できる理由があったようだ。

ドラモンドは「今季は呼吸するのが一番苦しいシーズンだった」と言う。

「継続的に状態が悪化してしまった。アレルギーも本当に酷くて、影響を受けた状態でプレイするのは本当に大変だった」。

「鼻の手術を受けてからは、両方の鼻孔で呼吸できる状態を味わいたくてしかたがなかった。そこまで大事ではないけれど、前向きになれる。もう一度コンディションを整えるような感じだね」。

悩まされてきた鼻の問題から解放されたドラモンドは、来シーズン再びオールスター級のパフォーマンスを披露してくれるのではないだろうか。

原文:Pistons' Andre Drummond undergoes surgery to repair deviated septum by Alec Brzezinski/Sporting News


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