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復活を期すアンドレ・ドラモンド「今はとても良い状態」

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デトロイト・ピストンズのアンドレ・ドラモンドは、2年前の時点でNBAベストセンターになる準備を整えていたはずだった。しかし、そのプランは昨シーズン、大幅に変更されてしまった。

2015-16シーズンにキャリア初のオールスターに選出され、同年のオールNBAサードチームにも選出されたものの、昨季は安定感を欠いた。

ドラモンドは2016-17シーズンを平均13.6得点、13.8リバウンドで終えたが、フリースロー成功率は39%と低迷し、守備時の動きも以前よりスローで、大胆さが失われたように見えた。

ドラモンドは『Detroit News』に対し「昨季はジェットコースターのようだった。チームにとっても不安定なシーズンだった」と語った。

「調子の波が激しかったし、レジー(ジャクソン)のケガも痛かった。それでイシュ(スミス)も対応に苦しんでいたからね」。

「僕のプレイも本来あるべき形ではなかった。責任は自分にある。自分の力を生かせなかった。こんなことを再び起こすわけにはいかない」。

今月24歳の誕生日を迎えるドラモンドは、今年の5月に鼻腔の手術を受けた。その効果もあり、ドラモンドは再び以前の状態を取り戻せると感じていると言う。

「今はとても良い状態で、呼吸ができる。前ほど簡単に疲れなくなって、以前より良い睡眠が取れている。手術を受けてから、すべてがプラスにはたらいているよ」。

ピストンズは昨季37勝45敗でレギュラーシーズンを終え、プレイオフ進出を逃した。今オフにはマーカス・モリスと交換で、ボストン・セルティックスからシューティングガードのエイブリー・ブラッドリーを獲得。ブラッドリーには、チーム最高のペリメーターシューター兼ディフェンダーとしての役割が期待されている。

もしドラモンドが2015-16シーズンと同等の成績(平均16.2得点、14.8リバウンド、1.4ブロック、1.5スティール)を残せれば、ピストンズはイースタン・カンファレンスのプレイオフ争いに絡むはずだ。

原文:Andre Drummond ready to become 'a great player' after down season by Alec Brzezinski/Sporting News(抄訳)


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