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アメリカ代表、大苦戦の末セルビア代表を破り予選4連勝

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8月12日(日本時間13日)、カリオカ・アリーナで行なわれたリオデジャネイロ・オリンピック男子バスケットボール、グループA、アメリカ代表対セルビア代表は、アメリカが94-91で勝利し、予選ラウンド4連勝を飾った。

結果だけを見れば無敗をキープしていることになるが、セルビア戦は予選ラウンド中もっとも苦しい戦いだったと言える。

これまでの3試合ではスロースタートが懸念材料と指摘されていたアメリカだったが、この日は試合開始から27-9のランを決め、序盤から大量リードを奪い、試合を有利に進めた。

しかし、試合をコントロールし始めたと思った矢先、アメリカは第1クォーター終盤にディアンドレ・ジョーダンとドレイモンド・グリーンにテクニカルファウルをコールされ、リズムに変調をきたしてしまう。この好機を逃さなかったセルビアは、徐々に、しかし確実に点を加え、二桁あった点差を第3クォーター序盤までに一桁に縮める。

アメリカも要所で得点を決め、第3Q終盤までに再びリードを二桁に拡大するも、セルビアの勢いは止まらない。迎えた第4Q、逃げ切りを図るアメリカに対し、セルビアは確実に得点機会を生かし、じわりじわりとプレッシャーをかけていく。第4Q残り1分18秒までに3点差(91-94)に詰め寄ったセルビアは、残り2秒、ボグダン・ボグダノビッチが決まればオーバータイムという3ポイントシュートを放ったが、リム手前に当たって失投。ケビン・デュラントがディフェンシブリバウンドを奪って、逃げ切りに成功した。

アメリカは、カイリー・アービングが15得点、ジョーダンが13得点、ポール・ジョージとデュラントがそれぞれ12得点を記録。アメリカは予選ラウンド最終戦でフランスと対戦する。

敗れたセルビアは、ニコラ・ヨキッチが25得点をあげた。


[特集]リオデジャネイロ・オリンピック バスケットボール


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ