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“チョコレートサンダー”ことD・ドーキンズが急逝

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8月27日(日本時間28日)、元NBA選手のダリル・ドーキンズが逝去したと、AP通信が伝えた。享年58歳だった。

AP通信によれば、1975年のドラフト全体5位でフィラデルフィア・76ersから指名されたドーキンズは、NBA史上初の高卒ドラフト1巡目指名選手となった。キャリア14年でフィラデルフィア・76ers、ニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン)、ユタ・ジャズ、デトロイト・ピストンズに所属し、通算726試合で平均12得点、6.1リバウンドを記録した。パワフルなダンクが代名詞の選手で、1979-80シーズン序盤には、自慢のダンクで2度バックボードを破壊。ドーキンズの登場がNBAのプレーに影響を与えたことは言うまでもなく、その後リーグは、バックボードの飛散防止策を講じた。

愛嬌のあるキャラクターで人気を博したドーキンズは、今月上旬に76ersのチームイベントに参加し、サマーリーグ・ガールズチームを指導する様子を、自身のTwitterアカウントに投稿していた。

以下、ドーキンズの遺族が発表した声明。

「本日、心臓発作により急逝した私たちの愛する夫であり、父であるダリル・ドーキンズの死を共有しなければならないことは、この上なく悲しいことです。ダリルは、大きな笑顔と魅力的な人柄、強い印象を与えるダンクのほか、寛容な心と愛で、多くの人の心と精神に感動を与えてきました。私たち遺族である妻ジャニス、子供たちのダラ、タビサ、ニコラス、アレクシス、そして多くの家族、友人、ファンの皆さんも、彼の死を深く悲しんでくれていることと思います。現役時代に “チョコレートサンダー”という愛称で親しまれ、そのキャリアの中で比類なきバスケットボール選手としての地位を確立したこと以上に、ダリルは夫として、そして父としての役割を最も誇りに思っていました。彼の死に対する私たち遺族の心痛をお察しいただき、プライバシーを尊重していただければ幸いです」。


バックボードを破壊したことでも知られるダリル・ドーキンズ。Darryl Dawkins, Photo by NBAE/Getty Images

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ