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マーク・キューバン、セス・カリー加入でダーク・ノビツキーの負担が軽減すると予想

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セス・カリーはこのオフシーズンにおけるダラス・マーベリックスの大型補強ではない。だが、オーナーのマーク・キューバンは、同選手の加入が新シーズンのチームに大きな恩恵をもたらすかもしれないと述べた。

昨季、サクラメント・キングスで平均15.7分間プレイ、6.8得点、1.4リバウンド、1.5アシストという記録だったカリーだが、先発出場の際は平均29.9分間のプレイで14.4得点、3.0リバウンド、2.8アシストという成績を残している。また、フィールドゴール成功率は45.5%、3ポイントシュート成功率は45.0%、フリースロー成功率が83.3%とシュート能力も示した。

キューバンは、カリーが今季のマブスのオフェンスで大きなインパクトを残し、オールスター選出13回のダーク・ノビツキーの負担を軽減できると予想している。

キューバンは最近、『103.3 FM ESPN』のインタビューで「機能不全だった昨季のキングスで、彼はうまくボールを使ってプレイしていた」と、カリーの能力に賛辞を寄せた。

「プレイ時間を与えられ、先発出場した際は、素晴らしい数字を残している。だが、それ以上に重要なのは、彼の3Pだ。我々にはそれがなかった。オープンになれるときに3Pを決めるような選手がいなかったんだ。3P成功率が42%、43%という選手がほしかった。セスがその選手になってくれると思う。ダークやみんなが少し楽になれると思うよ」。

昨季のマブスは3P成功率がわずか34.4%とリーグ23位に終わった。オクラホマシティ・サンダーとのプレイオフ1回戦では、チャンドラー・パーソンズとデロン・ウィリアムズを欠いてから、その数字が29%まで下がった。そして、チーム最多の3P成功率41.4%を記録していたパーソンズがこの夏、フリーエージェントでメンフィス・グリズリーズに去った今、マブスはその穴を埋めなければならない。

2013年のドラフトで指名されなかったカリーだが、Dリーグで経験を積み、今では有望なシューターの一人となった。NBAキャリア16年のデルを父に、そして2年連続MVPのステフィンを兄に持つセス・カリーは今、その系譜を引き継ごうとしている。リック・カーライルHCもチームの強化につながるはずだと述べた。

「近年は(ステフィン)カリーや(クレイ)トンプソン、(J.J.)レディックといった選手たちのように、スクリーンをかいくぐり、長距離シュートを決める選手たちが増えている。我々はそれを大きく改善しなければいけない」。

原文: Added outside shooting should make life easier for Dirk Nowitzki, Mavs owner Mark Cuban says by Earl K. Sneed/ Mavs.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ