NBA

コミッショナーがハック戦術に言及

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現地23日、NBAコミッショナーのアダム・シルバーが、フリースロー成功率の低い選手に故意にファウルをはたらく戦術について言及した。

同22日に行なわれたサンアントニオ・スパーズ対ロサンゼルス・クリッパーズ戦(111-107でスパーズが勝利)でも、スパーズはフリースローを苦手とするデアンドレ・ジョーダン(センター)に的を絞り、故意にファウルを繰り返す、いわゆるハック戦術を多用。同戦術に関しては以前から様々な議論が繰り返され、1オプションという意見もあれば、試合をつまらなくする要因という声も出ている。

シルバーは、「長期的に考えないといけないこと」と、肯定も否定もしない立場を貫いたままだが、「以前、マイケル・ジョーダン、ラリー・バードら偉大な元選手たちと、この件について話をしたことがあったが、彼らは、選手たちがフリースローを練習すれば良いだけのことで、試合のオプションの1つだ、と言っていた。ただ、テレビ中継にとっては試合をつまらなくする要因でもあるので、私も態度を決められていない」と、コメント。

シルバーは、5月のGM会議、そして6月の競技委員会でも同戦術を議題にあげると話した。

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