証明すべきこと: 健康状態の維持
健康であるならば、ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)にはNBA史上に残るシューティングガードになれるだけの力が備わっている。
問題は、2012年ドラフトでウィザーズから指名されて以降、再発を繰り返している右ひざの負傷により、1シーズン平均62試合しか出場できていないことだ。ウィザーズがイースタン・カンファレンスの競争を勝ち抜き、ポストシーズンに返り咲くためには、シーズンを通してビールが健康な状態を維持することが重要だ。
また、ジョン・ウォールとの関係が円滑ではないことも、ビールが抱える問題の1つだ。たとえそれが、我々が考えているよりも、彼らにとっては“普通なこと”だとしてもだ。両選手は1年前、NBAで最高のバックコートデュオになるため話し合った。結果的に、それから著しく変化したのは、両者の緊張状態だけだった。
ウォールは、優れたポイントガードが数多くいる現代NBAにおいて、複数回オールスターに選出されることで、すでにその実力を証明している。ビールの場合は、まだ潜在能力の高さについての議論しかなされていない。
チーム内で最高額の契約を手にした以上、ビールには“運命づけられた位置”にまで飛躍することが求められる。
原文: Eight NBA players with the most to prove in 2016-17 by Scott Rafferty/Sporting News