証明すべきこと: まだ“終わっていない”こと
ニューヨーク・ニックスに移籍したデリック・ローズにとって、今季はとても重要だ。
2015-16シーズン開幕前に左眼窩底を骨折 して出遅れたローズは、年が明けてから本来の実力を発揮。2月中の試合では平均21.9得点、6.0アシスト、5.6リバウンドという見事な成績を残した。ポイントガードの得点力不足に悩まされてきたニックスにとっては、たとえ、かつての60%程度の力であっても、ローズの存在は大きな戦力アップに繋がる。
また、ローズにとっては、前所属先のブルズと結んだ9400万ドル(約97億円)という契約の最終年でもある。今季の活躍次第では、さらに大金を手にすることも可能ということだ。来夏、新たな契約を結ぶチームがニックスになるかどうかはわからないが、大型契約を手にするには、健康状態と、生産性の高い選手であることを証明し、フリーエージェント市場のベストプレイヤーという印象を周囲に持たせなければいけない。
ローズ本人も、ニックスへの移籍は「必要だったフレッシュなスタート」と語っている。勝てるチームで、生産性の高いNBAプレイヤーとしての力が備わっていることを証明できるかどうかは、ローズ次第だ。
原文: Eight NBA players with the most to prove in 2016-17 by Scott Rafferty/Sporting News