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[NBAプレイオフ2018展望]イースタン・カンファレンス1回戦: フィラデルフィア・76ers vs マイアミ・ヒート

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各チーム82試合のレギュラーシーズンを終え、4月14日(日本時間15日)からNBAプレイオフ2018が開幕する。イースタン・カンファレンス・ファーストラウンド(1回戦)のフィラデルフィア・76ers対マイアミ・ヒートの見どころを紹介しよう。

イースタン・カンファレンス

第3シード: フィラデルフィア・76ers(52勝30敗)

第6シード: マイアミ・ヒート(44勝38敗)

シリーズマッチアップ


背景

76ersは、レギュラーシーズンを16連勝で締めくくったとはいえ、最後の16試合で対戦したチーム中、プレイオフに勝ち進んだのは3チームのみだった。それでも、16連勝という結果は強い印象を与えるものだ。2月上旬の時点では25勝25敗と苦しんでいたが、それ以降27勝5敗。ジョエル・エンビードが左眼窩骨折で離脱したものの、怒涛の追い上げを見せた。

最後の32試合で100ポゼッションあたりの平均得点でリーグ5位(111.0)、100ポゼッションあたりの平均失点で同2位(99.7)の数字を残した76ersは、スローペースで守備に秀でるヒートとファーストラウンドで対戦する。だが、ヒート(今季、100ポゼッションあたりの平均得点は同20位の104.5)には、76ersのペースについていくに十分な得点力はない。

キープレイヤー

3月下旬に肩の負傷から復帰した2017年ドラフト全体1位指名選手のマーケル・フルツは、復帰戦で10得点、8アシストを記録した。だが、それ以降は調子を落とし、平均7.3得点、フィールドゴール成功率43.7%、フリースロー成功率44.4%に落ち込んだ。このスタッツでは、ブレット・ブラウン・ヘッドコーチも同選手をローテーションの重要な一角に加えるのは難しいと考えるかもしれない。

フルツはレギュラーシーズン最終戦で13得点、10リバウンド、10アシストのトリプルダブルを達成した。チームとしては、フルツにプレイオフで自信を取り戻してもらいたいところだろう。もしそれができれば、今シリーズ、もしくはその後もベンチからのワイルドカードになり得る存在だ。

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注目の数字: 37.3

今年の2月以降、76ersは第4クォーター残り5分で5点差以内(クラッチ)の展開になった試合で11勝3敗と大きく勝ち越している。これら14試合のクラッチタイムの成績は、100ポゼッションあたり平均127.7得点(リーグ4位)、同失点は90.4点(リーグ3位)で、得失点差はプラス37.3(リーグ2位)を誇る。同様に2月以降、クラッチの展開になった試合で、ヒートは7勝12敗と負け越した。もし今回のシリーズが接戦になれば、76ersが有利と考えられる。

予想

ヒートには76ersのペースを落とせるだけの守備力は備わっているが、試合終盤に勝利を手繰り寄せられるだけの攻撃力がない。第5戦までに76ersが勝負を決めるだろう。

原文:NBA playoffs 2018: Bracket picks, predictions for Eastern Conference first round by Sean Deveney/Sporting News(抄訳)

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