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ジョエル・エンビード、ベン・シモンズ、ロンゾ・ボールらがライジングスターズに出場

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1月24日(日本時間25日)、NBAはオールスターウィークエンド期間中の2月16日(同17日)にステイプルズ・センターで行なわれる『MTN DEW Kickstart ライジングスターズ』の出場者を発表した。

フィラデルフィア・76ersとロサンゼルス・レイカーズから最多の3選手が選出され、ジョエル・エンビード、ベン・シモンズ、ダリオ・シャリッチ、ロンゾ・ボール、ブランドン・イングラム、カイル・クーズマが選ばれている。

1年目と2年目選手による同イベントは、アメリカ出身選手により構成されるU.S.チームと、インターナショナルプレイヤー(米国外出身選手)で構成されるワールドチームに分かれて対戦する形式となって今年で4年目となる。台頭する若手によるライジングスターズは第24回目の開催で、MTN DEW Kickstartが大会タイトルパートナーになったのは初めてのことだ。

76ersのエンビード(カメルーン)、シモンズ(オーストラリア)、シャリッチ(クロアチア)のほかにワールドチームに加わるのは、サクラメント・キングスのボグダン・ボグダノビッチ(セルビア)とバディ・ヒールド(バハマ)、メンフィス・グリズリーズのディロン・ブルックス(カナダ)、シカゴ・ブルズのラウリ・マルッカネン(フィンランド)、デンバー・ナゲッツのジャマール・マレー(カナダ)、ニューヨーク・ニックスのフランク・ニリキナ(フランス)、インディアナ・ペイサーズのドマンタス・サボニス(リトアニア)。

また、ボール、イングラム、クーズマとともにU.S.チームに選出された選手は、昨季の新人王に輝いたミルウォーキー・バックスのマルコム・ブログドン、ボストン・セルティックスのジェイレン・ブラウンとジェイソン・テイタム、アトランタ・ホークスのジョン・コリンズ、ブルズのクリス・ダン、ユタ・ジャズのドノバン・ミッチェル、ダラス・マーベリックスのデニス・スミスJr.だ。

今大会のロスターにまつわる注目情報は以下の通り。

●ワールドチームに選出された10選手は9つの異なる国出身。

●エンビードは、NBAオールスターゲームにもスターターとして出場予定。また、今ゲーム出場選手の中で得点(23.8)、リバウンド(11.0)、ブロック(1.88)で最多の成績を残している。76ersの選手でオールスターゲームに先発として出場するのは、2006年のアレン・アイバーソン以来初。

●2017年10~11月のイースタン・カンファレンス月間最優秀新人選手賞を受賞したシモンズは、1979-80シーズンのマジック・ジョンソン以来初となる、1年目に平均16.0得点、7.0リバウンド、7.0アシスト以上を記録するペースを維持。

●ブルズのマルッカネン(15.5得点、7.7リバウンド)は、NBA史上最速の41試合目で通算3ポイントショット成功数100本に到達。

●ナゲッツのマレーは、昨年のライジングスターズで36得点、11アシストをあげてワールドチームの勝利(150-141)で貢献し、MVPに選出された。1年目は平均9.9得点という成績を残したが、今季は得点力を伸ばし、現在は16.2得点を記録している。

●2017年10~11月のウェスタン・カンファレンス月間最優秀新人選手賞を受賞したクーズマ(2017年ドラフト全体27位指名)は、今季レイカーズ最多となる平均16.7得点を記録。球団史上、新人選手でチーム最多の得点を記録しているのは、1958-59シーズンのエルジン・ベイラー(当時はミネアポリス・レイカーズ)以来初。

●2017年12月のウェスタン・カンファレンス月間最優秀新人選手賞を受賞したジャズのミッチェルは、チーム最多ならびに新人選手最多の平均19.2得点を記録。ジャズの球団史上、1年目の選手が得点でチーム最多を記録するのは初。

●セルティックスのブラウン(14.2得点、5.5リバウンド)と2017年12月のイースタン・カンファレンス月間最優秀新人選手賞を受賞したテイタム(13.5得点、5.5リバウンド)は、イースト首位を走るチームで今季全試合先発出場中。

●ブルズのダンは、今季スティール(2.05)でリーグ3位、2年目の選手で最多となる6.4アシストを記録。平均得点も昨季から約10点アップ(1年目の3.8得点から13.7得点に増加)。

●76ersのシモンズ(4回)、レイカーズのボール(2回)、マブスのスミスJr.(1回)が今季達成したトリプルダブル回数は合計7回。これは、過去5シーズンに1年目の選手が記録した合計トリプルダブル達成回数を1回上回る数字。

●ワールドチームに選出された5選手は、過去にNBAとFIBAによるグローバル・バスケットボール選手育成/地域活動プログラムとして知られる『バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ』(BWB)に参加した経験がある。エンビード(2011年のBWBアフリカ)、マルッカネン(2014年のBWBヨーロッパ、2015年のBWBグローバル)、マレー(2015年のBWBグローバル)、ニリキナ(2015年のBWBヨーロッパ、2016年のBWBグローバル)、シャリッチ(2010年のBWBヨーロッパ)が過去に参加した。

MTN DEW Kickstart ライジングスターズ出場者は、NBA全30チームのアシスタントコーチによる投票で決定した。各コーチは、ガード4選手、フロントコート4選手、ポジション不問2選手ずつを選んで投票する形式が取られた。また、少なくとも1年目の選手を3人、2年目の選手を3人ずつ選出している。

2018年のNBAオールスターゲームで指揮を執るチームのリードアシスタントが、MTN DEW Kickstart ライジングスターズでヘッドコーチを務める。2018年2月4日(同5日)の試合終了時点で各カンファレンス最高勝率を記録しているチームのコーチングスタッフが、オールスターゲームのコーチングスタッフを務める。なお、昨年の大会でヘッドコーチを担当したセルティックスのブラッド・スティーブンズHCと、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHCは対象外となる。

2017-18シーズン開幕ロスターには、NBA史上最多となる42の国と地域から、合計108名のインターナショナルプレイヤーが在籍。直近4シーズン連続で全30チームに少なくとも1人、そしてNBA全体で100人以上のインターナショナルプレイヤーが開幕ロスターに名を連ねている。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ