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ウォリアーズがスパーズを寄せ付けず3年連続のNBAファイナル進出

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5月22日(日本時間23日)、NBAプレイオフ2017 ウェスタン・カンファレンス決勝、ゴールデンステイト・ウォリアーズ対サンアントニオ・スパーズの第4戦がAT&Tセンターで行なわれ、最大22点差をつけたウォリアーズが129-115で快勝した。

第1クォーターから31-19と大差をつけたウォリアーズは、14点リード(65-51)で前半を折り返す。第3Q終盤に10点差(75-65)まで近づかれる場面こそあったものの、直後に10連続得点をあげて20点差と突き放すなど、終始危なげない試合運びでシリーズ4連勝。3年連続のNBAファイナル進出を果たした。

今プレイオフ負けなし、史上初となる無傷の12連勝でNBAファイナル進出を決めたウォリアーズは、ステフィン・カリーがゲーム最多の36得点に加えて、6アシスト、5リバウンド、ケビン・デュラントも29得点、12リバウンドのダブルダブルとチームを牽引。そのほか、ドレイモンド・グリーンが16得点、8リバウンド、8アシスト、イアン・クラークが12得点をマークした。

デュラントは「ファイナル進出は素晴らしい」とコメント。カリーは「12連勝は素晴らしいことだけど、それは次のシリーズでなんの意味もない。僕らはそれを分かっている」と、ファイナルに向けて気を引き締め直している。

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4連敗で敗退が決まったスパーズは、控えのカイル・アンダーソンが20得点、パティ・ミルズとパウ・ガソルがそれぞれ14得点をあげた。今季限りでの引退の可能性が取り沙汰されているマヌ・ジノビリは、今シリーズ初めて先発し、15得点、7アシストだった。

ジノビリは「15年間でスウィープされたのは2回目だ。圧倒されたのだから、簡単に消化できない」と悔しさを表している。

「相手のほうが僕らより良かった。今回は、段違いに良かったんだ」。

現役ラストゲームになるかどうか分からない中、終盤にジノビリが交代した際には、観客から「マヌ、マヌ」とチャントも寄せられた。グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチは試合後、ジノビリへの敬意から先発起用したと明かしている。

「試合前、彼のラストゲームになるかもしれないし、ならないかもしれないと考えたが、長年にわたり無私無欲で戦ってきた彼だけに、ホームのファンの前で称賛する機会を逃したくなかった」。

スパーズはトニー・パーカーに加え、このシリーズで故障したカワイ・レナードとデイビッド・リーが出場しなかった

ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは「もちろん、カワイやトニー、デイビッドがいなかったのはひどかった」と話している。

「でも、結局のところ勝利は勝利だ。どの選手が出てきても、倒さなければいけない」。

スパーズのラマーカス・オルドリッジは、22分間のプレイでフィールドゴール11本中4本成功の8得点に終わった。オルドリッジは「言い訳はない。でも、不運なことがたくさんあった。それでも、僕らはベストを尽くして競おうとした」と述べている。

「彼らは近年のウェスト最高のチームであり、それをまた証明した。僕らに対して良いゲームプランを持っていたね。僕らはできる限りを尽くした」。

ウォリアーズは、イースタン・カンファレンス決勝のボストン・セルティックス対クリーブランド・キャバリアーズの勝者(現在キャバリアーズの2勝1敗)とNBAファイナルで対戦する。NBAファイナルは6月1日(同2日)にウォリアーズの本拠地オラクル・アリーナでスタートする。

ボックススコアプレイ・バイ・プレイチーム比較


各シリーズの日程&結果

プレイオフ組み合わせ(勝ち上がり表)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ