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カワイ・レナード欠場のスパーズが敵地でロケッツを下し、カンファレンス決勝進出

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5月11日(日本時間12日)、NBAプレイオフ2017 ウェスタン・カンファレンス準決勝、サンアントニオ・スパーズ対ヒューストン・ロケッツの第6戦がトヨタ・センターで行なわれ、スパーズが114-75で快勝した。ラマーカス・オルドリッジが今季自己最多の34得点、12リバウンドとカワイ・レナード、トニー・パーカー不在のチームを引っ張り、シリーズを4勝2敗としてカンファレンス・ファイナル進出を決めた。

第2戦で負傷離脱したパーカーに加え、第5戦で足首を痛めたレナードも欠場したスパーズだが、第1クォーターにオルドリッジが10得点を記録。第2Q途中にジェームズ・ハーデンが初ショットを決めた時点で50-29と大量リードを奪い、19点差で前半を終える。

第3Qもオルドリッジの6得点などで8-1と出だしからロケッツを圧倒したスパーズは、23点差で第4Qを迎えると、さらに連続7得点で94-64とリードを30点差に。大半の観客はトヨタ・センターの出口へと向かった。

13回目のカンファレンス決勝進出を決めたスパーズ(4勝2敗)は、オルドリッジのほかに、レナードの代役ジョナソン・シモンズが18得点、パティ・ミルズが14得点、7アシスト、パウ・ガソルが10得点、11リバウンドを記録。

スパーズで2年目、NBAで11年目のオルドリッジは、7度目のポストシーズンで初のカンファレンス決勝進出。グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチは「彼は本当に魅了してくれたね」と、オルドリッジを称賛した。

「ボールを要求し、良いポジションを取って、リバウンドも素晴らしかった。もちろん、パスも本当に良かったし、我々をノせてくれたんだ」。

オルドリッジは「今夜は少し多くボールに触れたから、決めるチャンスがあったんだ」と喜んだ。

「より支配的になろうと努めた。だから今夜はいくつか厳しいショットも打ち、早くにリズムをつかんで、それからはうまくやれたんだ」。

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3ポイントショットが40本中13本成功にとどまり、フィールドゴールも77本中22本成功で成功率28.6%に終わるなど、ショットが不発だったロケッツ(2勝4敗)は、トレバー・アリーザが20得点、クリント・カペラが15得点、12リバウンドを記録。残り3分15秒でファウルアウトしたハーデンは、FG11本中2本成功の10得点に終わった。

ハーデンは「すべては僕の責任だ」と肩を落としている。

「攻守における責任を負う。つらいよ。ホームでの第6戦をこのように落としたのだから、なおさらだ。でも、もう終わってしまったことだ。僕らは前進する」。

マイク・ダントーニHCは、勝利の可能性もあった第5戦を落としたことで、ロケッツが燃え尽きてしまった可能性も認めた。

「ときに人生は厳しいときもある。なんであれ、今夜の我々は勝てなかった」。

レギュラーシーズンで100得点未満が5試合しかなかったロケッツだが、スパーズとのシリーズでは3試合で100得点未満だった。75得点は今季最少。プレイオフでは2009年のロサンゼルス・レイカーズ戦(70得点)以来となる数字でシーズンを終えた。

ゴールデンステイト・ウォリアーズとのカンファレンス・ファイナルは14日(同15日)からスタートする。

ボックススコア


各シリーズの日程&結果

プレイオフ組み合わせ(勝ち上がり表)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ