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ホームで再びグリズリーズを沈めたスパーズ、シリーズ突破に王手

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4月25日(日本時間26日)にAT&Tセンターで行なわれたNBAプレイオフ2017 ウェスタン・カンファレンス・ファーストラウンド第5戦、メンフィス・グリズリーズ対サンアントニオ・スパーズの一戦は、カワイ・レナードが28得点を記録し、スパーズが116-103で勝利した。

ロードで連敗したスパーズは第1クォーター、第4戦まで得点がなかったマヌ・ジノビリが33秒間で6得点を記録。今季がラストシーズンとなるかもしれない15年目のベテランが、新人のように恐れを知らないプレイで体を張ったことにチームが触発され、ホームで勝利を取り戻した。

守備に定評のある両軍だが、スパーズがフィールドゴール成功率53%、グリズリーズも52%を記録。スパーズはポストシーズン記録に2本と迫る28本中14本の3ポイントショットを成功させた。

スパーズ(3勝2敗)はパティ・ミルズがポストシーズン自己最多の20得点、トニー・パーカーが16得点、6アシスト、ラマーカス・オルドリッジが12得点、9リバウンドをマーク。ジノビリは18分間のプレイで10得点、3アシスト、3スティールを記録した。

グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチは「彼は素晴らしいハートの持ち主で、健康なときはチームのためにとても頑張れる選手だ」と、ジノビリを称賛している。

「良い出だしで良い夜にしたのは本当に大きな後押しになったね」。

ミルズも「彼があれをやる前に僕らはギアを入れなければいけない。だけど、彼が体を投げ出してボールに飛び込んでいくのを見たときは、本当に刺激的だった」と、ジノビリのプレイがチームを鼓舞したと賛辞を寄せた。

そのジノビリは、「彼は素晴らしかった。彼が試合を終わらせたんだ」と、7本中5本の3Pを成功させたミルズをたたえている。

「第4Qに難しい3Pを決めた。誰かがああいうプレイをしなければいけないときがあるんだ。彼だったり、カワイだったりね。チームの層が厚いのは良いことだ」。

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敗れたグリズリーズ(2勝3敗)は、マイク・コンリーが26得点、マルク・ガソルが17得点、ジェームズ・エニスとジャマイカル・グリーンが各11得点、ビンス・カーターが10得点を記録。

第6戦は27日(同28日)にフェデックス・フォーラムで開催。ここまでホームチームが勝利しているとあり、コンリーは「長いシリーズになると思っている」と、第7戦に持ち込みたいと意気込んだ。

「今夜も含め、僕らはすべての試合をラストゲームのつもりで戦っている。(第7戦で)ここに戻ってくるつもりだよ。僕らはそういうつもりだ」。

ボックススコア


各シリーズの日程&結果

プレイオフ組み合わせ(勝ち上がり表)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ