このオフシーズン、ノースウェストほど「移民」で賑わったディビジョンはない。ノースウェスト・ディビジョンは非常にリスペクトされ、各チームのリードシンガーだった3人のベテランオールスター選手、ポール・ジョージ、ジミー・バトラー、ポール・ミルサップの新たな家となった。もちろん、このディビジョンからの流出もあり、ゴードン・ヘイワードはボストン・セルティックスに去った。地区優勝したユタ・ジャズが再びディビジョンを制するオッズはどうなるだろうか。昨季のジャズは51勝で地区王者となり、ミネソタ・ティンバーウルブズは最下位だった。だが、今季はその両者が入れ替わる可能性がある。
ディビジョン予想
1位 オクラホマシティ・サンダー
2位 ミネソタ・ティンバーウルブズ
3位 ポートランド・トレイルブレイザーズ
4位 デンバー・ナゲッツ
5位 ユタ・ジャズ
上昇中のチーム
ウルブズ - バトラー、タージ・ギブソン、ジェフ・ティーグ、ジャマール・クロフォードを加えた小さな改革は、才能あふれる若手たちに勝つために必要なものを教えてくれる。
下り坂のチーム
ジャズ - オールスター選手であるヘイワードを失った王者は苦難の時期を迎えるかもしれない。ルディ・ゴベアが救世主とならない限り、ジャズは著しく衰えるだろう。
トッププレイヤー
ラッセル・ウェストブルック(サンダー) - 昨季、歴史上有数の成績を残した彼だけに、それに再び近づくことができたら驚きだ。さらに、昨季のMVPには今季、ジョージというパートナーもいる。
上昇中の選手
カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ) - 彼はすでに立場を確立したとも言えるかもしれない。だが、昨季1試合平均で25.1得点、12.3リバウンドを記録したこの多才な21歳のセンターには、まだまだ向上の余地がある。
トップコーチ
トム・シボドー(ウルブズ) - このディビジョンにはぐうたらなコーチなどおらず、全員が良さをもたらすが、シボドーはほかのコーチたちよりも実績のある勝者だ。
苦境にあるコーチ
テリー・ストッツ(ブレイザーズ) - 彼の職が危険にさらされているわけではない。だが、ブレイザーズは守備の強化が必要だ。それができなければ、デイミアン・リラードたちは2シーズン連続で期待を下回ることになる。
トップルーキー
ドノバン・ミッチェル(ジャズ) -非常にエネルギッシュで激しさを持つガードは、ラスベガスでのサマーリーグで際立っていた。ジャズのバックコートにすぐさま活気をもたらすかもしれない。
原文: 2017-18 Season Preview: Northwest Division by Shaun Powell/NBA.com