5月22日(日本時間23日)、2017-18シーズンのNBAオールルーキーチーム(新人ベスト5)が発表された。ファーストチーム、セカンドチームに選出された選手は以下の通り。
ファーストチーム
ドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)
ベン・シモンズ(フィラデルフィア・76ers)
ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)
カイル・クーズマ(ロサンゼルス・レイカーズ)
ラウリ・マルッカネン(シカゴ・ブルズ)
セカンドチーム
デニス・スミスJr.(ダラス・マーベリックス)
ロンゾ・ボール(ロサンゼルス・レイカーズ)
ジョン・コリンズ(アトランタ・ホークス)
ボグダン・ボグダノビッチ(サクラメント・キングス)
ジョシュ・ジャクソン(フェニックス・サンズ)
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ミッチェルとシモンズは、100人の投票者全員から1位票を獲得し、満票でのファーストチーム選出となった。テイタムは1位票99票、クーズマは同93票、マルッカネンは同76票だった。
投票はスポーツライターとブロードキャスター100人によって行なわれ、ファーストチームに5人(1位票として2ポイント)、セカンドチームに5人(2位票として1ポイント)を選出。その合計ポイントで決定した。
投票者には、ロサンゼルスを拠点に活躍しているスポーツライターの宮地陽子氏も含まれている(宮地氏の連載コラムバックナンバー)。全投票者のリストはこちらを参照。
ミッチェル、シモンズ、テイタムの3人は、2017-18 Kia NBA最優秀新人賞の最終候補にもノミネートされている。受賞者は、6月25日(同26日)に行なわれる『NBAアウォーズ』で発表される予定だ。
2017-18 NBAオールルーキー・ファーストチーム
カイル・クーズマ(レイカーズ)
平均16.1得点、6.3リバウンド、フィールドゴール成功率45.0%、3ポイントショット成功率36.6%
ミッチェルに次いでルーキー平均得点ランキング2位のクーズマは、1シーズンで1200得点、450リバウンド、150本3Pショット成功を記録した史上初のルーキーとなった。レイカーズ選手として同数字を記録したのはコービー・ブライアント(2007-08)のみ。
ラウリ・マルッカネン(ブルズ)
平均15.2得点、7.5リバウンド、FG成功率 36.2%、フリースロー成功率 84.3%
マルッカネンはキャリア最初の41試合で3Pショットを100本決め、NBA史上最速記録を更新。フィンランド出身で213センチあるマルッカネンは、ルーキー間での平均得点ランキングで同率4位、平均リバウンド数とFT成功率で2位だった。
ドノバン・ミッチェル(ジャズ)
平均20.5得点、3.7リバウンド、3.7アシスト、1.49スティール
ルーキーが45勝以上(48勝34敗)したチームで得点リーダーになったのは、1989-90シーズンにサンアントニオ・スパーズのデイビッド・ロビンソンがなって以来。ウェスタン・カンファレンス月間最優秀新人賞を4度受賞したミッチェルは、ルーキーによる3Pショット成功記録(187本)を更新した。
ベン・シモンズ(76ers)
平均15.8得点、8.2アシスト、8.1リバウンド、1.73スティール
ルーキーとして平均15.0得点以上、8.0アシスト以上、8.0リバウンド以上を記録したのはオスカー・ロバートソン(1960-61)以来、史上2人目。イースタン・カンファレンス月間最優秀新人賞を4度受賞したオーストラリア出身のシモンズは、ルーキー間での平均リバウンド数、アシスト数、スティール数が1位で、イースタン・カンファレンス3位となった76ers(52勝30敗)に大きく貢献した。
ジェイソン・テイタム(セルティックス)
平均13.9得点、5.0リバウンド、FG成功率 47.5%、3P成功率 43.4%
3P成功率はルーキーとして1位、NBA全体でも8位にランクイン。イースタン・カンファレンス月間最優秀新人賞を12月に受賞したテイタムは、イースト2位のセルティックス(55勝27敗)で出場した80試合は全てが先発出場だった。
2017-18 NBAオールルーキー・セカンドチーム
ロンゾ・ボール(レイカーズ)
平均10.2得点、7.2アシスト、6.9リバウンド、1.69スティール
ボールはルーキー間での平均アシスト数とスティール数が2位、リバウンド数が4位。平均34.2分出場はルーキーとしてはトップ。
ボグダン・ボグダノビッチ(キングス)
平均11.8得点、3.3アシスト、FG成功率 44.6%、3P成功率 39.2%
セルビア出身のボグダノビッチは、3P成功率と3P成功数(129本)がルーキー間でともに4位だった。
ジョン・コリンズ(ホークス)
平均10.5特典、7.3リバウンド、1.08ブロック、FG成功率 57.6%
FG成功率はチームルーキー記録で、ホークスのルーキーとしては史上6人目となる平均10.0得点以上、7.0リバウンド以上を記録した。
ジョシュ・ジャクソン(サンズ)
平均13.1得点、4.6リバウンド、1.04スティール、25.4分
ジャクソンは自身が出場したシーズン最後の29試合で平均18.5得点、6.1リバウンドを記録し、最後の12試合では全て15得点以上を記録した。
デニス・スミスJr(マーベリックス)
平均15.2得点、5.2アシスト、3.8リバウンド、1.03スティール
マブスのルーキーとしてはジェイソン・キッド(1994-95)以来となるトリプルダブルを記録したスミスは、ルーキー間での平均得点が4位、アシストが3位だった。
得票数の内訳
ファーストチーム
選手 | チーム | 1位票 | 2位票 | ポイント |
---|---|---|---|---|
ドノバン・ミッチェル | ジャズ | 100 | - | 200 |
ベン・シモンズ | 76ers | 100 | - | 200 |
ジェイソン・テイタム | セルティックス | 99 | 1 | 199 |
カイル・クーズマ | レイカーズ | 93 | 7 | 193 |
ラウリ・マルッカネン | ブルズ | 76 | 21 | 173 |
セカンドチーム
選手 | チーム | 1位票 | 2位票 | ポイント |
---|---|---|---|---|
デニス・スミスJr. | マーベリックス | 9 | 78 | 96 |
ロンゾ・ボール | レイカーズ | 7 | 73 | 87 |
ジョン・コリンズ | ホークス | 5 | 66 | 76 |
ボグダン・ボグダノビッチ | キングス | 6 | 63 | 75 |
ジョシュ・ジャクソン | サンズ | 1 | 43 | 45 |
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