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2017-18 NBAオールディフェンシブチーム発表、ルディ・ゴベアは2年連続でファーストチームに選出

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5月23日(日本時間24日)、2017-18シーズンのNBAオールディフェンシブチーム(ディフェンダーのベスト5)が発表された。ファーストチーム、セカンドチームに選出された選手は以下の通り。 

2017-18 NBAオールディフェンシブチーム

ファーストチーム
C ルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)
F/C アンソニー・デイビス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)
G ビクター・オラディポ(インディアナ・ペイサーズ)
G ドリュー・ホリデー(ニューオーリンズ・ペリカンズ)
F ロバート・コビントン(フィラデルフィア・76ers) 

セカンドチーム
C ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)
F ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
F/C アル・ホーフォード(ボストン・セルティックス)
G デジャンテ・マレー(サンアントニオ・スパーズ)
G/F ジミー・バトラー(ミネソタ・ティンバーウルブズ)

2017-18 NBA All-Defensive Team

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2年連続のファーストチーム選出となったゴベアは、スポーツライターとブロードキャスター100人による投票で全体トップの192ポイント(ファーストチーム票94票)を獲得した。過去に2度、同賞のセカンドチームに選出されているデイビスは、今回初めてファーストチームに選出された。デイビスはゴベアに次ぐ全体2位の163ポイント(ファーストチーム票73票)を獲得した。

この2人と並んでファーストチームに選出されたオラディポ、ホリデー、コビントンはいずれも初めてのファーストチーム選出となった。

セカンドチームに選出されたエンビード、ホーフォード、マレーの3人は、初の同賞選出となった。

投票はスポーツライターとブロードキャスター100人によって行なわれ、ファーストチームとセカンドチーム各5人(ガード2名、フォワード2名、センター1名。ポジションは主に務めているもの)に投票。ファーストチームには1位票として2ポイント、セカンドチームには2位票として1ポイントが付与され、その合計ポイントで決定した。複数ポジションで投票された選手は、最も投票数の多いポジションに集約している。

投票者には、ロサンゼルスを拠点に活躍しているスポーツライターの宮地陽子氏も含まれている(宮地氏の連載コラムバックナンバー)。全投票者のリストはこちらを参照。

2017-18 NBAオールディフェンシブ・ファーストチーム

ロバート・コビントン(フィラデルフィア・76ers)
元NBA Gリーグ新人王とオールスターゲームMVPに輝いたコビントンは、今季リーグ最多のディフレクション数を記録したほか、守備によるチームの勝利への貢献度を表すディフェンシブ・ウィン・シェアでも、チームの70%以上の試合に出場した選手の中でトップの成績を残した。今季の76ersは、コビントンが出場した時間帯では100ポゼッションあたり平均99.0失点(リーグ3位)だったが、コビントンが出場しなかった時間帯では100ポゼッションあたり平均107.4失点で、その差は8.4点にも上った。

アンソニー・デイビス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)
2017-18シーズンMVP最終候補に選出されているデイビスは、ブロックで今季リーグ最多の平均2.57を記録。また、リム・ディフェンス(最低でも250本のフィールドゴールを防いだ選手)でリーグ5位のスタッツを残し、リム周辺で対戦相手のFG成功率を52.4%に抑えた。

ルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)
ゴベアと対峙した対戦相手は、ゴールまで約1.8mの距離から放たれるショットのFG成功率が期待値よりも10%下回った。ジャズは今季100ポゼッションあたり平均101.6失点(リーグ2位)を記録したが、ゴベアが出場した時間帯では、100ポゼッションあたり平均97.7失点に改善された。

ドリュー・ホリデー(ニューオーリンズ・ペリカンズ)
今季のペリカンズは、ホリデーが出場しなかった時間帯の100ポゼッションあたりの失点と比べ、出場した時間帯の100ポゼッションあたりの失点が9.1点少なかった(今季のチーム内で最も大きな差)。

ビクター・オラディポ(インディアナ・ペイサーズ)
今季のMIP賞(最優秀躍進選手賞)の最終候補に選出されたオラディポは、リーグ最多の平均2.36スティールを記録した。

2017-18 NBAオールディフェンシブ・セカンドチーム

ジミー・バトラー(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
今季キャリア最多となる平均1.97スティール(リーグ4位)を記録した。

ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)
今季76ersと対峙したチームは、エンビードが出場した時間帯で、FG成功率の期待値を7.8%も下回った。これは、最低でも200本のショットに対してディフェンスした選手の中で最高の数字となっている。

ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
2016-17シーズンの年間最優秀守備選手賞を受賞したグリーンは、規定試合数に到達した選手の中で平均1.30スティール、1.30ブロック以上を記録した4選手の一人。

アル・ホーフォード(ボストン・セルティックス)
今季5回目のオールスターに選出されたホーフォードは、100ポゼッションあたりの失点でリーグ最少の101.5点を記録したセルティックスの守備に貢献した。

デジャンテ・マレー(サンアントニオ・スパーズ)
2年目のマレーは、今季ポイントガードの中でディフェンシブリバウンド奪取率で2位(22.0%)を記録。同1位はオクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルック(25.4%)だった。

得票数の内訳

ファーストチーム

選手 チーム 1位票 2位票 ポイント
ルディ・ゴベア ジャズ 94 4 192
アンソニー・デイビス ペリカンズ 73 17 163
ビクター・オラディポ ペイサーズ 58 20 136
ドリュー・ホリデー ペリカンズ 39 27 105
ロバート・コビントン 76ers 27 36 90

セカンドチーム

選手 チーム 1位票 2位票 ポイント
ジョエル・エンビード 76ers 4 82 90
ドレイモンド・グリーン ウォリアーズ 26 34 86
アル・ホーフォード セルティックス 24 37 85
デジャンテ・マレー スパーズ 32 16 80
ジミー・バトラー ティンバーウルブズ 20 39 79

オールディフェンシブチーム選外選手の得票結果は以下の通り。括弧内の数字はファーストチーム票数。

クリス・ポール/ヒューストン・ロケッツ:74ポイント(20)、ポール・ジョージ/オクラホマシティ・サンダー:69ポイント(22)、ヤニス・アデトクンボ/ミルウォーキー・バックス:43ポイント(15)、ケビン・デュラント/ゴールデンステイト・ウォリアーズ:31ポイント(7)、クレイ・トンプソン/ゴールデンステイト・ウォリアーズ:24ポイント(8)、ジョシュ・リチャードソン/マイアミ・ヒート:22ポイント(3)、マーカス・スマート/ボストン・セルティックス:18ポイント(5)、アンドレ・ロバーソン/オクラホマシティ・サンダー:17ポイント(3)、ジェイレン・ブラウン/ボストン・セルティックス:16ポイント(5)、ベン・シモンズ/フィラデルフィア・76ers:16ポイント(5)、PJ・タッカー/ヒューストン・ロケッツ:13ポイント(2)、カイル・ラウリー/トロント・ラプターズ:7ポイント(1)、ラッセル・ウェストブルック/オクラホマシティ・サンダー:7ポイント(1)、ダニー・グリーン/サンアントニオ・スパーズ:6ポイント(2)、ルーク・バー・ア・ムーテ/ヒューストン・ロケッツ:5ポイント(1)、リッキー・ルビオ/ユタ・ジャズ:4ポイント(2)、アンドレ・ドラモンド/デトロイト・ピストンズ:3ポイント、ゲーリー・ハリス/デンバー・ナゲッツ:3ポイント、ラマーカス・オルドリッジ/サンアントニオ・スパーズ:2ポイント、アル・ファルーク・アミヌ/ポートランド・トレイルブレイザーズ:2ポイント、エイブリー・ブラッドリー/ロサンゼルス・クリッパーズ:2ポイント、スティーブン・アダムズ/オクラホマシティ・サンダー:1ポイント、ウィル・バートン/デンバー・ナゲッツ:1ポイント、エリック・ブレッドソー/ミルウォーキー・バックス:1ポイント、エド・デイビス/ポートランド・トレイルブレイザーズ:1ポイント、デリック・フェイバーズ/ユタ・ジャズ:1ポイント、レブロン・ジェームズ/クリーブランド・キャバリアーズ:1ポイント、ディアンドレ・ジョーダン/ロサンゼルス・クリッパーズ:1ポイント、デイミアン・リラード/ポートランド・トレイルブレイザーズ:1ポイント、ドノバン・ミッチェル/ユタ・ジャズ:1ポイント、フレッド・バンブリート/トロント・ラプターズ:1ポイント

ゴベア、デイビス、エンビードの3人は、2017-18 Kia NBA最優秀守備選手賞の最終候補にもノミネートされている。受賞者は、6月25日(同26日)に行なわれる『NBAアウォーズ』で発表される予定だ。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ