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2017-18 オールNBAチーム発表、レブロン・ジェームズが史上最多12回目のファーストチームに選出

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5月23日(日本時間24日)、2017-18シーズンのオールNBAチーム(NBAベスト5)が発表された。クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズは投票者全員からファーストチーム表(1位票)を獲得し、満票での選出となった。15年のNBAキャリアを誇るジェームズは、コービー・ブライアント、カール・マローンの11回を抜き、史上最多となる12回目のファーストチーム入りを果たした。

ファーストチーム、セカンドチーム、サードチームに選出された選手は以下の通り。

2017-18 オールNBAチーム

ファーストチーム
G ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)
F レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)
C/F アンソニー・デイビス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)
G デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
F ケビン・デュラント(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)

セカンドチーム
F ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)
G ラッセル・ウェストブルック(オクラホマシティ・サンダー)
C ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)
F/C ラマーカス・オルドリッジ(サンアントニオ・スパーズ)
G デマー・デローザン(トロント・ラプターズ)

サードチーム
G ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
G ビクター・オラディポ(インディアナ・ペイサーズ)
C/F カール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
F/G ジミー・バトラー(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
F ポール・ジョージ(オクラホマシティ・サンダー)

2017-18 All-NBA Team

2017-18 All-NBA Team

2017-18 All-NBA Team

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ジェームズ・ハーデンもまた、100人の投票者全員から1位票を獲得し、2年連続で満票でのファーストチーム入りとなった。ハーデンは今季レギュラーシーズンの平均得点でリーグ首位(30.4点)、265本の3ポイントショット成功数を記録し、リーグ最高勝率を残したロケッツを牽引した。

そのほか、デイビス(1位票96)、リラード(同71)、デュラント(同63)がそれぞれファーストチームに選出された。リラードは初のファーストチーム選出となった。セカンドチームのエンビード、サードチームのオラディポとタウンズの3選手は、初のオールNBAチーム選出となった。

2017-18 オールNBAファーストチーム

アンソニー・デイビス/ペリカンズ(平均28.1得点、11.1リバウンド、2.57ブロック、フィールドゴール成功率53.4%)
ブロックで今季リーグ最多、得点で同2位、リバウンドで同5位の数字を残した。2017-18 Kia NBA最優秀守備選手賞の最終候補の一人に選出されたデイビスは、1995-96シーズンのデイビッド・ロビンソン以来初の年間2000得点、800リバウンド、150ブロック、100スティールを達成している。

ケビン・デュラント/ウォリアーズ(平均26.4得点、6.8リバウンド、5.4アシスト、1.75ブロック)
過去4度も得点王に輝いているデュラントは、今季得点でリーグ6位の成績を記録。ブロックは自己最多で、同5位に入った。

ジェームズ・ハーデン/ロケッツ(平均30.4得点、8.8アシスト、5.4リバウンド、1.75スティール)
1988-89シーズンのマイケル・ジョーダンに次いで、NBA史上2人目となる年間平均30.0得点、8.0アシスト、5.0リバウンド、1.70スティール超えを達成。史上初めて60得点超えでのトリプルダブルをマークしたほか、今季は唯一複数試合で50得点超え(4試合)を果たした。

レブロン・ジェームズ/キャバリアーズ(平均27.5得点、9.1アシスト、8.6リバウンド、FG成功率54.2%)
キャリア初の年間82試合に出場したジェームズは、アシストでキャリアハイを記録したほか、今季のトリプルダブル達成回数(18)でリーグ2位かつ自己最多の数字を残した。過去にシーズンMVPを4回受賞しているジェームズは、14シーズン連続して平均25.0得点超えを果たし、自身の記録を更新中だ。

デイミアン・リラード/トレイルブレイザーズ(平均26.9得点、6.6アシスト、4.5リバウンド、フリースロー成功率91.6%)
今季リーグ4位の得点を記録したリラードは、ブレイザーズの選手としては1991-92シーズンにクライド・ドレクスラーが得点で同4位の成績を残して以来最高の成績を残した。フリースロー成功率は今季NBA3位で、3ポイントショット成功数(227)は同6位タイとなっている。

2017-18 オールNBAセカンドチーム

ラマーカス・オルドリッジ/スパーズ(平均23.1得点、8.5リバウンド、1.20ブロック、FG成功率51.0%)
今季21試合で20得点、10リバウンド以上という数字を残した(2016-17シーズンより3試合増)。

ヤニス・アデトクンボ/バックス(平均26.9得点、10.0リバウンド、4.8アシスト、FG成功率52.9%)
得点、リバウンド、FG成功率でキャリアハイを記録。平均26.9得点は、バックスの選手としては1974-75シーズンに30.0得点をマークしたカリーム・アブドゥル・ジャバー以来最多。

デマー・デローザン/ラプターズ(平均23.0得点、5.2アシスト、3.9リバウンド、1.06スティール)
キャリアハイのアシストを記録したデローザンは、ラプターズを球団記録の年間59勝、イースタン・カンファレンス首位に導いた。

ジョエル・エンビード/76ers(平均22.9得点、11.0リバウンド、3.2アシスト、1.76ブロック)
2017-18 NBA年間最優秀守備選手賞の最終候補に選出されたエンビードは、得点でリーグ12位、リバウンドで同6位タイ、ブロックで同4位の成績を残した。

ラッセル・ウェストブルック/サンダー(平均25.4得点、10.3アシスト、10.1リバウンド、1.84スティール)
2016-17 Kia年間最優秀選手賞(MVP)を受賞したウェストブルックは、今季も平均トリプルダブルを達成し、NBA史上初となる複数シーズンでの年間トリプルダブルをやってのけた。今季のトリプルダブル回数はリーグ最多の25回で、キャリア初となるアシスト王に輝いた。

2017-18 オールNBAサードチーム

ジミー・バトラー/ティンバーウルブズ(平均22.2得点、5.3リバウンド、4.9アシスト、1.97スティール)
ウルブズでの1年目にキャリアハイのFG成功率47.4%、スティールでリーグ4位の数字を記録。2017-18シーズンのNBAオールディフェンシブ・セカンドチームにも選出された。

ステフィン・カリー/ウォリアーズ(平均26.4得点、6.1アシスト、5.1リバウンド、1.57スティール)
シーズンMVPを2回受賞しているカリーは、今季のトゥルーシューティング成功率(3ポイントショットとフリースローを考慮したシュート成功率)でリーグ最高の67.5%を記録した。今季のカリーはFG成功率49.5%、3P成功率42.3%、フリースロー成功率92.1(同1位)だった。

ポール・ジョージ/サンダー(平均21.9得点、5.7リバウンド、3.3アシスト、2.04スティール)
今季は3P成功数(244)とスティールでリーグ2位の成績を残した。どちらともキャリアハイだ。

ビクター・オラディポ/ペイサーズ(平均23.1得点、5.2リバウンド、4.3アシスト、2.36スティール)
2017-18 Kia 年間最優秀躍進賞(MIP)の最終候補に選出されているオラディポは、リバウンドとFG成功率(47.7%)、3P成功率(37.1%)で自己最多を更新。スティールでリーグ1位の成績を残し、2017-18 NBAオールディフェンシブ・ファーストチームにも選出された。

カール・アンソニー・タウンズ/ティンバーウルブズ(平均21.3得点、12.3リバウンド、1.40ブロック、FG成功率54.5%)
3年目の今季はダブルダブル回数(68)でリーグ最多、リバウンドで同4位、ブロック、FG成功率、3P成功率(42.1%)でトップ15入りを果たした。

投票はスポーツライターとブロードキャスター100人によって行なわれ、ファーストチーム、セカンドチーム、サードチームを各5人(ガード2名、フォワード2名、センター1名。ポジションは主に務めているもの)に投票。ファーストチームには1位票として5ポイント、セカンドチームには2位票として3ポイント、サードチームには3位票として1ポイントが付与され、その合計ポイントで決定した。複数ポジションで投票された選手は、最も投票数の多いポジションに集約している。

投票者には、ロサンゼルスを拠点に活躍しているスポーツライターの宮地陽子氏も含まれている(宮地氏の連載コラムバックナンバー)。全投票者のリストはこちらを参照。

得票数の内訳

ファーストチーム

選手 チーム 1位票 2位票 3位票 ポイント
ジェームズ・ハーデン ロケッツ 100 - - 500
レブロン・ジェームズ キャバリアーズ 100 - - 500
アンソニー・デイビス ペリカンズ 96 4 - 492
デイミアン・リラード トレイルブレイザーズ 71 24 5 432
ケビン・デュラント ウォリアーズ 63 37 - 426

セカンドチーム

選手 チーム 1位票 2位票 3位票 ポイント
ヤニス・アデトクンボ バックス 28 71 1 354
ラッセル・ウェストブルック サンダー 24 63 13 322
ジョエル・エンビード 76ers 11 78 5 294
ラマーカス・オルドリッジ スパーズ 2 68 22 236
デマー・デローザン ラプターズ 2 39 38 165

サードチーム

選手 チーム 1位票 2位票 3位票 ポイント
ステフィン・カリー ウォリアーズ 2 39 37 164
ビクター・オラディポ ペイサーズ - 24 33 105
カール・アンソニー・タウンズ ティンバーウルブズ - 18 45 99
ジミー・バトラー ティンバーウルブズ 1 8 52 81
ポール・ジョージ サンダー - 4 42 54

オールディフェンシブチーム選外選手の得票結果は以下の通り。括弧内の数字は獲得した合計ポイント数。

クリス・ポール/ロケッツ(54)、ルディ・ゴベア/ジャズ(51)、カイリー・アービング/セルティックス(42)、ベン・シモンズ/76ers(36)、アル・ホーフォード/セルティックス(32)、ニコラ・ヨキッチ/ナゲッツ(28)、アンドレ・ドラモンド/ピストンズ(7)、クリント・カペラ/ロケッツ(6)、ドレイモンド・グリーン/ウォリアーズ(6)、カイル・ラウリー/ラプターズ(3)、スティーブン・アダムズ/サンダー(2)、ドノバン・ミッチェル/ジャズ(2)、クレイ・トンプソン/ウォリアーズ(2)、トレバー・アリーザ/ロケッツ(1)、デマーカス・カズンズ/ペリカンズ(1)、ドワイト・ハワード/ホーネッツ(1)、ケビン・ラブ/キャバリアーズ(1)、クリスタプス・ポルジンギス/ニックス(1)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ