NBA

76ersから3人目の新人王誕生なるか!?

Author Photo
Sporting News Logo

何か月にもわたって議論されてきた話題の答えが、間もなく明らかになる。

6月26日(日本時間27日)にマンハッタンでNBA初の試みとなる『NBAアウォーズ』が開催されるが、フィラデルフィア・76ersに関連する賞で受賞の可能性が高いものは、2016-17シーズンの新人王にほかならない。

先日各賞のファイナリストが発表された際、ミルウォーキー・バックスのマルコム・ブログドンと共に、76ersからはジョエル・エンビードとダリオ・サリッチの2人が新人王の最終候補に選出されている。

エンビードは昨季31試合の出場に終わったものの、平均20.2得点、7.8リバウンド、2.5ブロックを記録。NBA史上初となる1試合平均26分未満(25.4分)の出場で平均20.0得点、7.0リバウンド以上を記録した新人選手となった。

エンビードは、出場した31試合中30試合で二桁得点をマークし、19試合で20得点以上、そして2試合で30得点以上という成績を残し、9試合で得点とリバウンドによるダブルダブルも記録。デビューイヤーとなった昨季は2016年10~11月、12月、2017年1月のイースタン・カンファレンス月間最優秀新人選手賞にも輝く活躍ぶりだったが、1月下旬にひざを痛め、その後の残り試合を全休した。

そのエンビードが戦線離脱した直後から台頭したのが、サリッチだった。1月30日(同31日)からレギュラーシーズン終了までの間、サリッチは得点(17.0)とリバウンド(7.4)でチーム最多を記録。シーズンを通じての個人スタッツでも、サリッチは新人選手の中でエンビードに次いで2位となる平均12.8得点、同3位となる6.3リバウンドをあげ、年間の3ポイントショット成功数も106本を記録した。昨季平均12.5得点、6.0リバウンド、2.0アシスト、年間100本以上の3Pを成功させたのは、サリッチを含めてわずか11人しかいない。またサリッチは、これらの個人スタッツを記録した球団史上初の選手となった。

昨季14試合で20得点超えを果たしたサリッチは、3月24日(同25日)に敵地で行なわれたシカゴ・ブルズ戦で自己最多となる32得点を記録した。その他、新人選手では2位の10試合でダブルダブルをマーク。2月上旬から3月下旬にかけて22試合連続二桁得点を記録し、2月と3月のイースト月間最優秀新人選手賞を受賞している。

もしエンビードかサリッチのどちらかが新人王を受賞した場合、1997年のアレン・アイバーソン、2014年のマイケル・カーター・ウィリアムズに次いで、76ersから史上3人目の新人王が誕生することになる。

原文:Rookie of Year Winner to be Revealed Monday Night by Brian Seltzer/Sixers.com

NBA 2016-17シーズン アウォード受賞者一覧


著者
NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ