5月13日(日本時間14日)、アメリカン・エアラインズ・アリーナで行なわれた2016 プレイオフ・イースタン・カンファレンス・セミファイナル、トロント・ラプターズ対マイアミ・ヒートは、ヒートが103-91で勝利し、シリーズの対戦成績を3勝3敗のイーブンに戻した。
ハッサン・ホワイトサイドの負傷離脱により、サイズでラプターズに劣るヒートは、先発にゴラン・ドラギッチ、ドウェイン・ウェイド、ジョー・ジョンソン、ルオル・デン、新人のジャスティス・ウィンズロウを起用するスモールラインナップで対抗した。
第1クォーターは互いにシュートの精度が上がらず、両チーム合わせてフィールドゴール成功率37%と苦しんだものの、ゴラン・ドラギッチの活躍でヒートが第2Qに抜け出す。
ドラギッチは、第2QだけでFG7本中6本を含む14得点をマーク。前半を53-44で折り返したヒートは、第3Qも二桁のリードを維持したまま第4Qを迎えることに。
第4Q序盤、ラプターズに6点差(88-82)まで詰め寄られる場面も見られたが、ヒートは直後ドラギッチとウェイドで連続6点を決めて突き放し、大きな1勝を手にしている。
ヒートは、ドラギッチがプレイオフでの自己最多となる30得点、ウェイドが22得点、ジョンソンが13得点、ウィンズロウが12得点で勝利に貢献した。
試合後の会見にドラギッチと出席したウェイドは、「僕の左隣にいる彼が、今夜の試合で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるのはわかっていたこと」と、パートナーを称賛した。
「彼は、それだけの準備を整えた選手。それは自信を持って言えるよ」。
敗れたラプターズは、カイル・ラウリーが36得点、デマー・デローザンが23得点を記録した。
ラウリーは、シリーズが第7戦までもつれたことについて、次のように話している。
「レギュラーシーズンを戦い抜いて、56勝(26敗)という成績を残して、イーストの第2シードを掴んだ。そして、今回のような状況でホームコートアドバンテージを手にした」。
「第7戦は面白くなるだろうね。(イーストの)2位と3位が、最高峰のステージに数えられる場面でぶつかるわけだから」。
第7戦は、15日(同16日)にトロントで行なわれる。
動画
現地5月13日 マイアミ・ヒート / カンファレンス準決勝第6戦後記者会見
現地5月13日 トロント・ラプターズ / カンファレンス準決勝第6戦後記者会見