5月12日(日本時間13日)にチェサピーク・エナジー・アリーナで行なわれた2016 プレイオフ・ウェスタン・カンファレンス・セミファイナル、サンアントニオ・スパーズ対オクラホマシティ・サンダー第6戦は、前半を24点リードで折り返したサンダーがリードを守り、113-99で勝利を収めた。
シリーズを4勝2敗で勝ち上がったサンダーは、サンダーは、スパーズとのシリーズ初戦で92-124で大敗を喫したが、第2戦から立ち直り、2014年以来2年ぶりとなるウェスタン・カンファレンス・ファイナル進出を決めた。16日(同17日)から始まる西C決勝で、昨季の王者ゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦する。
序盤から主導権を掴んだサンダーは、第2クォーター中盤から17-2の猛攻を決め、リードを一挙24点(55-31)に拡大。後半もケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルックを中心としつつ、先発出場のアンドレ・ロバーソンも自己最多となる14得点の活躍を見せ、優勝候補の一角を撃破した。
ウェストブルックは、第1戦からの挽回について、「あの試合のことは、考えないようにした」と、語った。
「あの試合後、僕たちは気持ちを切り替えて試合に臨んだ。このシリーズを勝つために何をしなければいけないかを理解していたからね。彼ら(スパーズ)は偉大なチームだ。10年以上、今と同じペースで勝ち続けている。そんなチームに勝てたのだから、チームのメンバーを誇りに思う」。
3勝2敗で第6戦を迎えたサンダーは、デュラントが37得点、9リバウンドをあげたほか、ウェストブルックが28得点、12アシスト、スティーブン・アダムズが15得点、11リバウンド、サージ・イバカが8得点、10リバウンド、3ブロックと先発陣が活躍した。
敗れたスパーズは、カワイ・レナードが22得点、9リバウンド、ラマーカス・オルドリッジが18得点、14リバウンド、ティム・ダンカンが19得点、5リバウンドをマークした。
19年目のシーズンを終えたダンカンの来季契約には、プレイヤーオプションを行使できる権利が含まれている。去就について聞かれたダンカンは、「ここを出てから考える。それから、人生について考えるよ」と、話した。
最大でリードを28点(91-63)に広げたサンダーに対し、スパーズも第4Q残り2分49秒までに11点差(90-101)に詰め寄った。しかし、直後ウェストブルックに3ポイントシュートとドライブからのレイアップを連続で決められてしまい、スパーズは良い流れに乗りきれなかった。
ダンカンは、この終盤のプレイを敗因にあげ、次のように振り返っている。
「僕たちは、常に対戦相手を称えている。間違いなく、あの場面でOKCが流れを変えた。僕たちも悪いシュートを打ってしまったしね。そこからシュートが入らなくなって、あとは雪だるま式にミスが増えた」。
「自分たちのミスが招いた結果。後半は良いプレイもあったけれど、度合としては微々たるものだったし、(反撃が)遅過ぎた」。
動画
現地5月12日 アンドレ・ロバーソン & スティーブン・アダムズ
現地5月12日 ベストファストブレイク / ケビン・デュラント
現地5月12日 オクラホマシティ・サンダー / C準決勝第6戦後記者会見
現地5月12日 サンアントニオ・スパーズ / C準決勝第6戦後記者会見