5月10日(日本時間11日)、AT&Tセンターで行なわれた2016 プレイオフ・ウェスタン・カンファレンス・セミファイナル、オクラホマシティ・サンダー対サンアントニオ・スパーズ第5戦は、ラッセル・ウェストブルックが第4クォーター残り6.3秒に決めた3ポイントプレイが決勝点となり、サンダーが95-91で勝利した。
シリーズの対戦成績を3勝2敗としたサンダーは、カンファレンス・ファイナル進出まであと1勝としている。
90-90の同点で迎えた第4クォーター残り54.7秒、ケビン・デュラントが2本のフリースローを決めて勝ち越したサンダーに対し、スパーズは直後、トニー・パーカーが2本中1本のフリースローをミス。残り29.9秒には、ダニー・グリーンがデュラントからスティールでボールを奪ったが、パーカーがジャンプシュートを外し、スパーズは好機を逃してしまう。
パーカーのシュートミス後のリバウンドを奪ったサンダーは、タイムアウトを要求後、ディオン・ウェイターズのインバウンドパスを受けたウェストブルックが、ラマーカス・オルドリッジのファウルを受けながらも残り6.3秒にレイアップをねじ込んでリードを3点(94-91)に広げる。直後、フリースロー1本も確実に成功させたサンダーが、大きな1勝を手にした。
サンダーは、ウェストブルックがフィールドゴール27本中12本成功を含む35得点、11リバウンド、9アシスト、デュラントが23得点、スティーブン・アダムズが12得点、11リバウンドで勝利に貢献した。
デュラントは試合後、第4Q怒残り4分から7得点、2リバウンド、1アシストを決めたウェストブルックについて、「ディフェンスで相手のプレイを止められたし、今夜はラスが激しいプレイでチームが離されないようにし続けてくれた」と、語った。
「彼が、チームが求めているプレイをまさしく体現してくれたんだ。リムにアタックして、ジャンプシュートを決めて、3ポイントシュートを成功させる。今夜は、あらゆることをやってくれた。そうなったときの彼は、(相手にとって)危険すぎる存在。相手は彼をリムに向かわせないようにするけれど、そうなったらジャンプシュートを決めるからね」。
後がなくなったスパーズは、カワイ・レナードが26得点、オルドリッジとダニー・グリーンがそれぞれ20得点をあげている。
第6戦は、12日(同13日)にサンダーの本拠地チェサピーク・エナジー・アリーナで行なわれる。
動画
現地5月10日 カワイ・レナード vs ラッセル・ウェストブルック
現地5月10日 ベスト・オブ・ファントム C準決勝 サンダー vs スパーズ 第5戦
現地5月10日 ベストブザービーター / ラッセル・ウェストブルック
現地5月10日 サンアントニオ・スパーズ / C準決勝第5戦後記者会見
現地5月10日 オクラホマシティ・サンダー / C準決勝第5戦後記者会見