NBA

スパーズが敵地での接戦をものにし、2勝1敗でリード

Author Photo
Sporting News Logo

5月6日(日本時間7日)、チェサピーク・エナジー・アリーナで行なわれた2016 プレイオフ・ウェスタン・カンファレンス・セミファイナル、サンアントニオ・スパーズ対オクラホマシティ・サンダー第3戦は、終盤の攻防を制したスパーズが、100-96で勝利した。

98-97でサンダーが薄氷の勝利を掴んだ2日(同3日)の第2戦と同様、第3戦も試合終了直前のリバウンドが勝敗を分けた。

第4クォーター残り1分19秒の時点でリードを7点(96-89)に広げたスパーズに対し、サンダーは残り1分9秒からラッセル・ウェストブルックが1人で連続5点を決め、94-96の2点差に迫る。残り25.9秒、サンダーの厳しいディフェンスに手元が狂ったのか、ラマーカス・オルドリッジがターンアラウンド・ジャンプシュートをミス。このリバウンドを奪えればサンダーにも同点、あるいは逆転のチャンスが生まれるはずだったが、好ポジションを取っていたカワイ・レナードがオフェンシブリバウンドを奪って窮地を凌ぐ。このプレイの後フリースローで加点したスパーズが第3戦をものにし、ホームコートアドバンテージを取り戻している。

レナードは終盤のリバウンドについて、「アタックして、ジャンプして掴んだだけ」と、簡潔に振り返った。

2勝1敗としたスパーズは、レナードが31得点、11リバウンド、オルドリッジが24得点、8リバウンド、トニー・パーカーが19得点、8リバウンド、5アシストを記録した。

サンダーのケビン・デュラントは、終盤のプレイについて、「とても骨の折れるプレイだった」と、話している。

「良いディフェンスをして、残り1分の時点で7点差だったのを2点差まで縮めた。それで彼(オルドリッジ)のミスショットを誘ったのに、(レナードの)手にボールが転がってしまった。彼が素晴らしいポジションにいたというのもあるけれど、悔しい」。

1勝2敗となったサンダーは、ウェストブルックが31得点、デュラントが26得点、サージ・イバカが15得点をあげている。

フィールドゴール31本を放ち10本成功に終わったウェストブルックは、「ショットを打ち過ぎた」と、語った。

「もっと良い確率で決めないといけない。特にこのチームを倒すには、チームメイトをプレイに参加させないといけない。普段なら決めるようなシュートを打った場面もあったけれど、相手のプレイを読んで、チームメイトにシュートを打たせないといけない。批判は自分が請け負う」。

第4戦は8日(同9日)に、同会場で行なわれる。

ボックススコア


動画

現地6日 ベストアシスト / デイビッド・ウェスト

現地6日 ベストアンドワン / ラッセル・ウェストブルック

現地6日 サンアントニオ・スパーズ / カンファレンス準決勝第3戦後記者会見

現地6日 オクラホマシティ・サンダー / カンファレンス準決勝第3戦後記者会見


2016 NBAプレイオフ試合結果

著者
NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ