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ステフィン・カリーが復帰戦で40得点、ウォリアーズが延長戦を制してシリーズに王手

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5月9日(日本時間10日)にモーダ・センターで行なわれた2016 プレイオフ・ウェスタン・カンファレンス・セミファイナル、ゴールデンステイト・ウォリアーズ対ポートランド・トレイルブレイザーズ第4戦は、オーバータイムの末、ウォリアーズが132-125で勝利を収めた。シリーズを3勝1敗としたウォリアーズは、カンファレンス・ファイナル進出まであと1勝に迫っている。

2連勝の後、第3戦に敗れていたウォリアーズは、右ひざ捻挫のため4試合を欠場していたステフィン・カリーがついに復帰。第1クォーター中盤にベンチから出場したカリーは、OTを含めて37分プレイし、フィールドゴール32本中16本、3ポイントシュートは16本中5本を沈め、ゲームハイの40得点をマークした。OTの5分間だけで17得点を叩き出す圧巻のプレイでチームを勝利に導いたカリーは「このゲームが大好きだ。プレイして、競い合うことを愛している」と語っている。

「チームメイトたちと試合に出られないのは本当につらかった。でも、チームに貢献して、今夜の試合にこのような形で勝つことができた。フロアに戻ってきた瞬間はいい気分だったよ」。

また、クレイ・トンプソンはカリーについて「彼がリズムを取り戻すことはわかっていた」と語った。

「彼はたぶん世界最高の選手で、歴代最高のシューターだ」。

試合開始から約7分間で5-21と16点のリードを奪われたウォリアーズは、その後徐々に点差を詰めて第2Q残り3分には3点差まで詰め寄るも、前半を10点ビハインド(57-67)で折り返した。だが、第3Q残り8分を過ぎたところから、トンプソンの3Pなどで16-5のランを展開し、同クォーター残り3分45秒には79-78と逆転に成功。その後は、一進一退の攻防が繰り広げられ、第4Qを終えて111-111と勝負は延長戦にもつれ込んだ。

その最後の5分間でカリーがMVPの真価を発揮する。OT残り1分51秒までにカリーは1人で連続12点を叩き出してチームに5点のリードをもたらすと、残り1分5秒にはOTだけで3本目となる3Pを沈め、128-120とリードを8点に拡大。その後、フリースロー2本を決めたカリーは、OT合計17得点のNBA記録を樹立した。

ウォリアーズはカリーのほか、トンプソンが23得点、ドレイモンド・グリーンが21得点、9リバウンド、5アシスト、4スティール、7ブロックをあげ、勝利に貢献。1勝3敗と後がなくなったブレイザーズは、デイミアン・リラードが36得点、10アシスト、6リバウンド、C.J.・マッカラムが24得点、アル・ファルーク・アミヌが18得点、13リバウンド、メイソン・プラムリーが12得点、15リバウンドを記録した。

第5戦は11日(同12日)にオラクル・アリーナで行なわれる。

ボックススコア


動画

現地5月9日 C準決勝 ウォリアーズ vs ブレイザーズ 第4戦

現地5月9日 ステフィン・カリー ハイライト

現地5月9日 ベストアシスト / ステフィン・カリー

現地5月9日 ポートランド・トレイルブレイザーズ / C準決勝第4戦後記者会見

現地5月9日 ゴールデンステイト・ウォリアーズ / C準決勝第4戦後記者会見


2016 NBAプレイオフ試合結果


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ