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西C決勝第7戦プレビュー:ウォリアーズとサンダーが運命の第7戦へ

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73勝9敗という年間最多勝利記録を更新したゴールデンステイト・ウォリアーズが、オクラホマシティ・サンダーとのウェスタン・カンファレンス・ファイナル第6戦に勝利した瞬間、彼らの運命は第7戦の結果に委ねられることになった。

ウォリアーズは、今季を通じてチーム記録、選手の個人記録を更新し続けてきた。だからこそ、「2連覇を果たせなければ、それらは何の意味も成さない」と、彼らは言う。

激闘を乗り切り、シリーズを3勝3敗のイーブンに持ち込んだウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチは、オラクル・アリーナでの試合前日、選手たちに休養を与えている。カーHCは、チームのメンタルの強さに、改めて驚いているようだ。

「彼らのメンタルの強さを見せつけられた。見せつけられた、と言うべきかどうかは、わからない。以前から知っていることなのでね。それでも、実際に証明してくれている。素晴らしいカムバックだ。あと1試合を戦わなくてはいけない。まだ試合は残っている」。

ステフィン・カリーは、1勝3敗に追い詰められて迎えたホームでの第5戦(120-111でウォリアーズが勝利)で、シュートを決めた直後、「俺たちは家には帰らない!」と、叫んだ。

“スプラッシュブラザーズ”の相棒クレイ・トンプソンは、チェサピーク・エナジー・アリーナで行なわれた第6戦で、プレイオフ新記録となる11本もの3ポイントシュートを決める神がかり的な活躍を見せ、チームの危機を救った。

一方、先に王手をかけたサンダーは、ベイエリアに戻って開催される第7戦の前に勝負を決めたかったことだろう。しかし、サンダーの誰一人として、王者を相手にするシリーズが簡単に終わるとは思っていない。

ケビン・デュラントは、「(第7戦は)相手の会場での試合で、きっと素晴らしい雰囲気になるだろうね。どこで試合をするかにかかわらず、やらなければいけない。僕たちは(第7戦を)そう見ているよ」と、淡々と語った。

手に汗握る展開となった第6戦と同様、第7戦も実力伯仲の白熱した好試合になるだろう。

ウォリアーズが1勝3敗から逆転してプレイオフシリーズを勝ち上がる史上10例目となるのか、それとも、勢いに乗るサンダーが王者を押し返し、4年ぶりのファイナル進出を果たすのか?

オラクル・アリーナで行なわれる第7戦は、5月30日(日本時間31日 AM10時~)に行なわれる。

この試合の勝者が、6月2日(同3日)から始まるNBAファイナルでイースタン・カンファレンスの王者クリーブランド・キャバリアーズと対戦する。


2016 NBAプレイオフ試合結果


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ