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ウォリアーズが第7戦でサンダーを下し、2年連続となるファイナル進出

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3勝3敗で迎えた運命の第7戦を制したのは、王者ゴールデンステイト・ウォリアーズだった。

5月30日(日本時間31日)にオラクル・アリーナで行なわれたオクラホマシティ・サンダーとの2016 プレイオフ・ウェスタン・カンファレンス・ファイナル第7戦に、ホームのウォリアーズが96-88で勝利を収めてシリーズを4勝3敗とし、2年連続となるNBAファイナル進出を決めた。1勝3敗からシリーズを突破を果たしたのは、NBA史上10チーム目となる。

前半を6点ビハインド(42-48)で折り返したウォリアーズは、第3クォーターを29-12とし、サンダーを圧倒。71-60と11点リードで迎えた第4Qの攻防も制し、7戦に及んだ激闘に終止符を打った。

7本の3ポイントシュートを沈めたステフィン・カリーは、ゲーム最多の36得点、8リバウンドをあげ、大一番で2年連続MVPの実力を発揮した。カリーは勝負所の試合終盤、チーム最後の8得点を1人でマークし、追いすがるサンダーを突き放した。

スティーブ・カーHCは「これが彼だ。第7戦でここぞというパフォーマンス。これがステフィン・カリーだ」と絶賛している。

ウォリアーズはカリーのほか、クレイ・トンプソンが21得点、ドレイモンド・グリーンが11得点、9リバウンド。チーム全体の3Pは45.9%(37本中17本)を記録した。

カーHCは「我々はぎりぎりで生き残った」と喜んだ。

「そして我々は前進している」。

4年ぶりとなるファイナル進出を惜しくも逃したサンダーは、ケビン・デュラントが27得点、7リバウンド、ラッセル・ウェストブルックが19得点、13アシスト、7リバウンド、サージ・イバカが16得点、スティーブン・アダムズが9得点、9リバウンドを記録した。

サンダーは、残り3分を切って11点差(79-90)を追っていた場面から、デュラントが1人で連続7得点を決めて、残り1分40秒までに86-90と点差を4に縮めた。だが、タイムアウトを取ったウォリアーズはその後、カリーがイバカのファウルを誘って3本のフリースローを獲得。カリーはそれらをすべて沈め、続く残り26.8秒にも勝利を決定づける3Pをねじ込み、ウォリアーズが逃げ切った。

デュラントは「負けるのはつらい。3勝1敗でリードしたなら、なおさらだ」と悔しさをあらわにしている。

一方、ビリー・ドノバンHCは「彼らは昨季の王者で、NBA記録を更新した。プレイオフが始まる前から、誰もがそのことを騒いでいた。彼らはNBA史上最も優れたチームかもしれない」と、ウォリアーズに脱帽した。

ウェスタン・カンファレンス優勝を果たしたウォリアーズは、NBAファイナルでイースタン・カンファレンス王者のクリーブランド・キャバリアーズと対戦する。ウォリアーズとキャブズによるファイナルは2年連続となる。

カリーは「ここまで戻ってくるのに、どれほど大変だったことか」と、連覇への意気込みを見せた。

「この快挙を認めなければいけない。そして、さらに4勝をあげたいね」。

ファイナル第1戦は、6月2日(日本時間3日)にウォリアーズの本拠地オラクル・アリーナで行なわれる。

ボックススコア


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動画

現地5月30日 C決勝 サンダー vs ウォリアーズ 第7戦

現地5月30日 ステフィン・カリー ファイナル進出を決定付けた3ポイント

現地5月30日 ステフィン・カリー 36得点

現地5月30日 ステフィン・カリー ハイライト

現地5月30日 C決勝 サンダー vs ウォリアーズ 第7戦 ハイライト

現地5月30日 ベスト長距離プレイ / ステフィン・カリー

現地5月30日 ベストアシスト / アンドレ・イグダーラ

現地5月30日 ベストダンク / スティーブン・アダムズ

現地5月30日 ファイナル進出のウォリアーズ セレモニー

現地5月30日 ゴールデンステイト・ウォリアーズ / C決勝第7戦後記者会見

現地5月30日 オクラホマシティ・サンダー / C決勝第7戦後記者会見

現地5月30日 ベスト・オブ・ファントム C決勝 サンダー vs ウォリアーズ 第7戦


2016 NBAプレイオフ試合結果


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ