5月28日(日本時間29日)、2016 プレイオフ・ウェスタン・カンファレンス・ファイナル、ゴールデンステイト・ウォリアーズ対オクラホマシティ・サンダー第6戦は、クレイ・トンプソンがプレイオフ戦でのNBA新記録となる11本の3ポイントシュート成功を含む41得点の大活躍を見せ、ウォリアーズが108-101で勝利した。
3勝3敗のイーブンとなった今シリーズは、30日(同31日)にオラクル・アリーナで行なわれる第7戦で決着がつくことになった。
サンダーが53-48と5点リードして前半を折り返した試合は、第3クォーター早々にウォリアーズが同点に追いつき、一進一退の攻防に発展した。第4Q序盤からホームのサンダーが徐々にリードを広げたものの、ウォリアーズもトンプソンが要所で3Pを連続成功させ、サンダーに試合の流れを渡さない。
粘るウォリアーズは、4点ビハインド(93-97)で迎えた残り3分58秒から、ステフィン・カリーが2本連続で3Pを決めて99-99の同点に追いつくと、1分35秒にはトンプソンがこの日11本目の3Pを成功させて104-101と逆転に成功。焦ったサンダーは残り55秒からラッセル・ウェストブルックが連続でターンオーバーを犯してしまい、追いつくチャンスを失った。
1勝3敗と追い詰められた状態から2連勝で3勝3敗のイーブンに戻したウォリアーズは、トンプソンのほか、カリーが29得点、10リバウンド、9アシスト、ドレイモンド・グリーンが14得点、12リバウンド、6アシストの活躍で勝利に貢献した。
トンプソンは試合後、「チーム全員を誇りに思う」と、語った。
「試合の大半は劣勢だったけれど、絶対に諦めなかった」。
また、カリーは第7戦について、「両チーム共に、死力を尽くす試合になる」と、話している。
「勝つか、もしくは家に帰ることになる。ホームのファンの力を得ないといけない」。
敗れたサンダーは、ケビン・デュラントが29得点、7リバウンド、ウェストブルックが28得点、11アシスト、9リバウンド、サージ・イバカが13得点、9リバウンド、アンドレ・ロバーソンが11得点、8リバウンドをあげた。
デュラントは試合後、「うなだれるわけにはいかない。あと1試合ある」と、敵地での第7戦に向けて気持ちを切り替えた。
ウェストブルックも呼応し、「(第7戦は)勝つか、家に帰るか。ただ、それだけのこと」と語っている。
第7戦は、30日(同31日)に、ウォリアーズの本拠地オラクル・アリーナで行なわれる。
動画
現地5月28日 ゴールデンステイト・ウォリアーズ / カンファレンス決勝第6戦後記者会見
現地5月28日 オクラホマシティ・サンダー / カンファレンス決勝第6戦後記者会見