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キャブズが38点差で圧勝、3勝2敗でシリーズに王手

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5月25日(日本時間26日)にクイックン・ローンズ・アリーナで行なわれた2016 プレイオフ・イースタン・カンファレンス・ファイナル、トロント・ラプターズ対クリーブランド・キャバリアーズ第5戦は、ホームのキャブズが116-78と38点の大差をつけて圧勝した。

シリーズを3勝2敗としたキャブズは、2年連続となるNBAファイナル進出に王手をかけている。

第1クォーターで37-19と18点差をつけたキャブズは、最大で43点差をつけてラプターズを叩きのめした。フィールドゴール成功率(57.1%-39.1%)、3ポイントシュート成功率(47.6%-17.6%)、リバウンド(48-27)、速攻得点(21-14)、ペイントエリア得点(46-32)でもラプターズを大きく引き離し、第1Q残り8分34秒に8-7とリードを奪って以降一度も逆転を許さずに快勝した。

キャブズはこれで今季ホームでの対ラプターズ戦を4連勝としている(レギュラーシーズン1勝、今シリーズ3勝)。

ファイナルまであと1勝に迫ったキャブズは、ケビン・ラブがFG10本中8本、3P4本中3本を成功させて試合最多の25得点をマークした。そのほか、レブロン・ジェームズが23得点、6リバウンド、8アシスト、カイリー・アービングが23得点、リチャード・ジェファーソンが11得点、6リバウンドを記録している。

27日(同28日)にトロントで開催される第6戦について、ジェームズは試合後、「金曜の試合でシリーズを動かすべきだと思う」と、語った。

「ただ、モンスターのような会場(エア・カナダ・センター)で勝つためには、安定したプレイ、タフで、シャープなプレイを見せないといけない」。

FG23本中5本に終わった敵地での第4戦から見事に調子を取り戻したラブについて、キャブズのタロン・ルー・ヘッドコーチは、「ケビン・ラブが、ケビン・ラブのプレイをしただけのこと」と、試合後に話している。

「シュートが入らない試合が2試合続いただけで、大げさに取り沙汰された。今日の彼のプレイに驚かされることはない。彼には、このままアグレッシブにプレイし続けてもらわなければいけないのでね」。

後がなくなったラプターズは、FG成功率39.1%とショットが絶不調で、特に3Pは17本を放ってわずか3本の成功にとどまった(成功率17.6%)。チームの二大エースであるカイル・ラウリーがFG12本中5本成功の13得点、デマー・デローザンが8本中2本成功の14得点に抑え込まれたほか、第3~4戦の連勝に大きく貢献したビズマック・ビオンボも4リバウンド、1ブロックと直近2試合ほどのインパクトを残せなかった。

なお、マイアミ・ヒートとのカンファレンス・セミファイナル第3戦で右足首を捻挫し、その後8試合を欠場していたヨナス・バランチュナスは、この試合で復帰。ベンチからの出場で18分プレイし、FG4本をすべて決めて9得点をマークした。

第6戦は27日(同28日)にトロントで行なわれる。

ボックススコア


動画

現地5月25日 C決勝 ラプターズ vs キャバリアーズ 第5戦

現地5月25日 レブロン・ジェームズ ハイライト

現地5月25日 ベストムーブ / カイリー・アービング

現地5月25日 ベストファストブレイク / レブロン・ジェームズ & カイリー・アービング

現地5月25日 ベストダンク / リチャード・ジェファーソン

現地5月25日 ベストアシスト / ケビン・ラブ

現地5月25日 トロント・ラプターズ / C決勝第5戦後記者会見

現地5月25日 クリーブランド・キャバリアーズ / C決勝第5戦後記者会見


2016 NBAプレイオフ試合結果


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NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ