5月23日(日本時間24日)にエア・カナダ・センターで行なわれた2016 プレイオフ・イースタン・カンファレンス・ファイナル、クリーブランド・キャバリアーズ対トロント・ラプターズ第4戦は、ホームのラプターズが105-99で勝利し、シリーズを2勝2敗とした。
前半を57-41と16点リードで折り返したラプターズは、カイル・ラウリーが35得点、5リバウンド、5アシスト、デマー・デローザンが32得点(第4クォーターに12得点)と二大エースが合計67得点と爆発。さらにビズマック・ビオンボも5得点、14リバウンド、3ブロックとインサイドで存在感を発揮し、26リバウンド、4ブロックをマークした第3戦に続く連勝に大きく貢献した。
ビオンボは103-99のスコアで迎えた残り1分12秒に、J.R.・スミスの3ポイントシュートをブロックで止めたほか、続く残り46.9秒にはラウリーがミスしたレイアップのオフェンシブリバウンドを獲得するなど、終盤に好守を連発。タイムアウト後の残り22.2秒には、ラウリーがドライビングレイアップを決めてラプターズが点差を6点(105-99)に広げ、そのまま逃げ切った。
ラプターズは今季のプレイオフで、ロードでは2勝6敗。クリーブランドではレギュラーシーズンを含めて今季3戦し、合計72点差で3敗に終わっている。
だが、ラウリーは「彼らが殴ってきたら、僕らも殴り返すということを続けなければいけない」と、敵地での逆転に意気込んだ。
「彼らが3回殴ってきたら、僕らは4回殴るんだ」。
プレイオフ開幕後、ラプターズからの2勝を含む10連勝を達成したキャブズは、第3戦から敵地で痛恨の2連敗となった。イースタン・カンファレンスのプレイオフでキャブズが連敗したのは、カンファレンス・ファイナルでボストン・セルティックス相手に最後の3試合を落とした2010年以来となる。
第3Q中にカイリー・アービングが12得点をあげて点差を一桁に縮め、第4Qには一時逆転に成功したキャブズだが、終盤にラウリー、デローザンらの得点を止めることができず、競り負けた。
キャブズは、レブロン・ジェームズが29得点、9リバウンド、6アシスト、アービングが26得点、6アシストを記録したほか、チャニング・フライが12得点、6リバウンドをあげた。なお、10得点、7リバウンドのケビン・ラブは第4Qをプレイしなかった。また、チームの3ポイントシュートは成功率31.7%(41本中13本成功)にとどまった。
キャブズのタロン・ルー・ヘッドコーチは「終盤で守備が崩れてしまった。特にプレイオフではあってはいけないことだ」と肩を落とした。
「彼らは我々がミスをするたびに痛めつけてきた」。
ジェームズは、「ホームに戻ってもっと良いプレイをしなければいけない。そして僕らはそれをやれるはずだと思っている」と、ホームでの巻き返しを誓っている。
第5戦は25日(同26日)にクリーブランドで行なわれる。
動画
現地5月23日 C決勝 キャバリアーズ vs ラプターズ 第4戦
現地5月23日 カイル・ラウリー & デマー・デローザン キャバリアーズ との第4戦で合計67得点
現地5月23日 ベストファストブレイク / テレンス・ロス から パトリック・パターソン
現地5月23日 クリーブランド・キャバリアーズ / C決勝第4戦後記者会見
現地5月23日 トロント・ラプターズ / C決勝第4戦後記者会見
現地5月23日 ベスト・オブ・ファントム C決勝 キャバリアーズ vs ラプターズ 第4戦