5月1日(日本時間2日)にエア・カナダ・センターで行なわれた2016 プレイオフ・ファーストラウンド、インディアナ・ペイサーズ対トロント・ラプターズ第7戦は、ホームのラプターズが89-84の接戦を制し、シリーズ4勝3敗でイースタン・カンファレンス・セミファイナル進出を決めた。ラプターズのセミファイナル進出は、2001年以来15年ぶりのこととなる。
ラプターズは、デマー・デローザンがフィールドゴール30本中10本の成功にとどまりながらも、フリースロー9本をすべて沈めるなどして30得点とチームを牽引。そのほか、控えのノーマン・パウエルが13得点、カイル・ラウリーが11得点、9アシスト、ヨナス・バランチュナスが10得点、15リバウンドのダブルダブルをマークした。ラプターズのFG成功率は38.2%と低調だったが、リバウンドで49-38、アシストで21-12とペイサーズに大きく差をつけている。
また、ラプターズは第3クォーター終了までに78-64と14点のリードを奪った。第4Qで11-20とペイサーズの反撃を許したものの、なんとか逃げ切り、激闘に終止符を打った。
デローザンは、15年ぶりのプレイオフシリーズ勝ち上がりについて、「ようやく悪い流れから解放されたよ。本当に、何よりだよ。ここ何年も続いた嫌な流れを断ち切れた」と、語った。
「解放されて気分が良いね」。
敗れたペイサーズは、ポール・ジョージが26得点、12リバウンド、3スティール(7ターンオーバー)を記録したほか、ジョージ・ヒルが19得点、モンテ・エリスが15得点、7アシストをマークした。
ジョージは、この日フィールドゴール32本を放ち10本を決めたラプターズのデローザンを称えた。
「このシリーズではシュートに苦しんだとしても、彼は特別な選手。僕がガードした選手の中でも、最も冷静で、落ち着いた選手の1人だね」。
シリーズを通じチームを引っ張ったジョージだったが、この日の後半はFG8本中2本成功にとどまった。試合後には、疲労を感じていたと認めている。
「少しばかりガス欠状態だった。スーパーマンになるつもりはなかったよ。試合終盤は、間違いなく疲れていた」。
同日、シャーロット・ホーネッツとの第7戦にマイアミ・ヒートが勝ったため、ラプターズはカンファレンス・セミファイナルでヒートと対戦することが決まった。第1戦は3日(同4日)にトロントで行なわれる。
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