4月25日(日本時間26日)にタイム・ワーナー・ケーブル・アリーナで行なわれた2016 プレイオフ・ファーストラウンド、マイアミ・ヒート対シャーロット・ホーネッツ第4戦は、ケンバ・ウォーカーが34得点を叩き出したホーネッツが89-85でヒートを下した。第3戦に続きホームで2連勝としたホーネッツは、シリーズを2勝2敗の振り出しに戻している。
前半を48-39とリードして終えたホーネッツは、第3クォーターも開始から連続9得点で突き放し、18点差までリードを広げる。だが、それから1-17とヒートに反撃を許した。
それでも、8点リードで第4Qを迎えたホーネッツだが、残り6分7秒で1点差まで詰め寄られる。しかし、ここからウォーカーが連続11得点。残り4.6秒でコートニー・リーが2本のフリースローを沈めて逃げ切った。
ホーネッツはウォーカーがプレイオフ自己最多となる34得点に加え、4リバウンド、3スティールをマーク。そのほか、ジェレミー・リンが21得点、3アシスト、リーが11得点を記録した。
ウォーカーは「キャリアを通じて僕はビッグプレイをしてきた。それで僕は知ってもらえている」と、土壇場での活躍に胸を張った。
「今夜はその良い例となったね」。
リンも「今夜はすごくハードな戦いだった」と、苦しみながらの勝利に安堵している。
「18点差をつけて、それから突然1点差まで詰め寄られた。僕らはそこから全力を出したんだ。勝ててうれしいよ」。
連敗のヒートは、ジョー・ジョンソンが16得点、7リバウンド、ルオル・デンが15得点、7リバウンド、ドウェイン・ウェイドが12得点、10アシスト、7リバウンド、ゴラン・ドラギッチが12得点をマークした。
ヒートはホーネッツの36リバウンド、10アシストを上回る46リバウンド、20アシストを記録したものの、17ターンオーバーとミスが目立った。フィールドゴール成功率は4割を切り(39.5%)、フリースローも21本中14本の成功(66.7%)にとどまるなどシュートが安定しなかった。
ウェイドはウォーカーを「狡猾だったね。僕らが挽回しようとするたびに、彼がビッグショットを決めてきたんだ」と称賛。エリック・スポールストラHCも「ダイナミックだった」と賛辞を寄せ、ウォーカーとリンの活躍に脱帽した。
「彼らはアグレッシブだった。プレイオフではああいうことを期待するものだ。素晴らしいパフォーマンスだったよ」。
第5戦は27日(同28日)にヒートの本拠地アメリカン・エアラインズ・アリーナで行なわれる。
動画
現地25日 シャーロット・ホーネッツ / プレイオフ1回戦第4戦後記者会見
現地25日 マイアミ・ヒート / プレイオフ1回戦第4戦後記者会見