5月1日(日本時間2日)、アメリカン・エアラインズ・アリーナで行なわれた2016 プレイオフ・ファーストラウンド、シャーロット・ホーネッツ対マイアミ・ヒート第7戦は、最大38点差(101-63)をつけたヒートが106-73で圧勝。シリーズを4勝3敗とし、イースタン・カンファレンス・セミファイナル進出を決めた。
試合開始からルオル・デンの連続4得点でリードを奪ったヒートは、試合を通じて1度も逆転されることなく勝利を収めた。前半終了までにリードを12点(54-42)に拡大しただけではなく、後半も52-31と圧倒し、ホーネッツを一蹴している。
ヒートは、ゴラン・ドラギッチが25得点、6リバウンド、ジェラルド・グリーンが16得点、ルオル・デンが15得点、8リバウンド、ドウェイン・ウェイドが12得点、ハッサン・ホワイトサイドが10得点、12リバウンド、5ブロックで勝利に貢献。ホワイトサイドは、第7戦までもつれたプレイオフ・シリーズでの合計ブロック数で球団新記録となる24ブロックをマークした(これまでの記録はアロンゾ・モーニングの1シリーズ合計21ブロック)。
今季もクリス・ボッシュがオールスター・ブレイクから戦線離脱したことで、チームのプレイスタイル変更を余儀なくされた。また、負傷者も続出し、アシスタントコーチのキース・スマートも癌の治療でチームを離れなければならなくなったが、ヒートはフリーエージェント選手の獲得とトレードでロスターを再編成し、窮地を乗り切った。
ウェイドは、試合後、「僕は預言者ではないけれど、勝てるとわかっていた」と、語った。
敗れたホーネッツは、フランク・カミンスキーが12得点、コートニー・リーが11得点、ニコラ・バトゥームが10得点をあげている。
フィールドゴール16本中3本成功の9得点に終わったケンバ・ウォーカーは、「素晴らしいシーズンを送れたと思う」と、今季を振り返っている。
「負傷者が多いという困難にもめげなかった。シーズンを通じて、チーム一丸となってやれた。チームメイトたちも、自分に出番がくればステップアップした。多くの人たちは、僕たちがここまで来られると思っていなかったはずだ」。
同日行なわれたインディアナ・ペイサーズ対トロント・ラプターズ第7戦でラプターズが勝利を収めたため、ヒートはカンファレンス・セミファイナルでラプターズと対戦することが決まった。第1戦は、5月3日(同4日)にトロントで行なわれる。
動画
現地1日 シャーロット・ホーネッツ / プレイオフ1回戦第7戦後記者会見
現地1日 マイアミ・ヒート / プレイオフ1回戦第7戦後記者会見