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[2016 プレイオフ展望]アトランタ・ホークス対ボストン・セルティックス

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2015-16シーズン直接対決戦績:ホークスの3勝1敗

チーム分析:ホークス
ホークスが有利にシリーズを運ぶためには、ポイントガードの争いを制する必要がある。つまり、昨季のオールスター選手ジェフ・ティーグが、今季のオールスター選手アイザイア・トーマスを上回るプレイをしなければならない。

ティーグは今季序盤から波に乗り切れなかったが、レギュラーシーズンのラスト10試合で平均20.6得点、アシストも概ね6.5に到達するなど、ようやく本領を発揮し始めた。
ティーグが良いプレイをすることで、アル・ホーフォードとポール・ミルサップのプレイも生き、3ポイントシューターのカイル・コーバーがオープンな状態でシュートを打つ機会も増える。

リーグ屈指のスピードを誇るバックコート陣を擁するセルティックスを攻略するには、チームに勢いと活力を与えられる突貫PGデニス・シュルーダーを含めた全ガードで対抗しなければならない。また、今季はオフェンシブリバウンドでリーグワーストの平均8.3本、3P成功率も昨季の38%から35%に落ちているため、ディフェンスから勝機を見出す方が堅実だが、守備と同様にPGの知性も重要になる。

チーム分析:セルティックス
セルティックスにとって重要なポイントになるのは、ホークスのフロントコート対策だ。
フリースローライン付近から効率良くシュートを決めてくるホーフォード、ドリブルからの得点、もしくは中間距離からのジャンプシュートが武器のミルサップに対抗する術は、アミア・ジョンソン、ジャレッド・サリンジャー、ケリー・オリニクの連携だ。

3選手は、それぞれ異なる特徴を持っている。ジョンソンはチーム内唯一のショットブロッカータイプで、サリンジャーは3選手の中ではローポストでのオフェンスに最も優れ、3Pを決められるオリニクはフロアを広げることができる。ティアゴ・スプリッターが股関節の手術で早々に離脱した以上、ピュアセンターのいないホークスが相手なら、その弱点をつくべきだろう。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ