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[2016 プレイオフ展望]ゴールデンステイト・ウォリアーズ対ヒューストン・ロケッツ

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2015-16シーズン直接対決戦績:ウォリアーズの3勝0敗

チーム分析:ウォリアーズ
直接対決の戦績を見てもわかるように、ロケッツに対する苦手意識はない。1試合平均得点(114.9)、フィールドゴール成功率(48.7%)、3ポイントシュート成功率(41.6%)ではリーグトップ、被FG成功率ではリーグ3位の43.5%、被3P成功率もスパーズに次いで2位(33.2%)という数字をマークするなど、攻守共に高いレベルにある。

ロケッツのジェームズ・ハーデンは怖い存在ではあるが、今季3度目の対戦となった2月9日(同10日)の対戦では、ハーデンに37得点を記録されても123-110で勝利したことを考えれば、ステフィン・カリーやクレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンがよほどのスランプに陥る、もしくは負傷のようなアクシデントでもない限り、シリーズを落とすことは考え難い。

チーム分析:ロケッツ
モンスター級のオフェンスを誇るウォリアーズと対等に近い形で戦うには、不必要なボールロストを可能な限り防ぐ必要がある。ロケッツの被ターンオーバー率はリーグワーストの1試合平均16.6で、ターンオーバーからの平均失点は27位の19.5点。これだけボールロストが多く、守備が緩いチームがウォリアーズと対戦すれば、ターンオーバーからの全オフェンスを3Pでフィニッシュされても不思議ではないだろう。

リーグトップクラスのセンター(ドワイト・ハワード)を擁している以上、確実にディフェンシブリバウンドを奪って試合のペースを作りたいところだが、こちらもリーグ26位(1試合平均31.7本)で、セカンドチャンスからの平均失点でもフィラデルフィア・76ersと並び同30位(14.7)と、数字上、苦戦は避けられそうにない。

理想的な対抗手段は、ハワードとハーデンのステップアップ。オフェンスではインサイドとアウトサイドからバランス良く切り崩し、ディフェンスでは徹底してカリーとトンプソンをマークしてアウトサイドからの得点を防ぐこと。残念ながらこれ以外の方法は考えつかないが、実現するのは容易ではないだろう。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ