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スティーブ・カーHC「ビッグマンは重要だ」

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6月15日(日本時間16日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチが、クリーブランド・キャバリアーズとの2016 NBAファイナル第6戦前日の練習後、メディアからの質問に答えた。


――アンドリュー(ボーガット)欠場の報せを知った。昨日の時点では、シリーズ中に復帰できる期待はあった? シリーズ残り試合を欠場する影響は?

希望はあった。MRI検査の結果がどうなるかわからなかったのでね。それと同時に、思っていたよりも酷い状態かもしれない、という不安もあった。前十字靭帯を痛めているかもしれない、とも思った。

チームにとっては悪い報せだ。ボーゲス(ボーガットの愛称)は、今シリーズ初戦から数試合続けてインパクトを残していた。とてもインパクトのある存在だった、ここ2試合は出場時間も短くなったが、リム周辺でのディフェンスとリバウンドで貢献してくれたし、彼は優秀なパサーでもある。その彼がチームに与えてくれた部分が無い状態で戦うことになる。

――ドレイモンド(グリーン)が出場可能な状態になった。彼がチームに与えるエネルギー、情熱の程度は理解している。しかし、過度なエネルギーを彼がチームに与えかねないのでは? 彼本人と、プレイのリミット、エネルギーのリミットなどについて話し合わなくてはいけない?

彼自身も、またフレイグラントファウルを受ければ第7戦に出られないことを理解している。彼は、よくわかっているよ。もしコート上で何か起これば、ショックを受けるだろうね。第5戦に出られなかったことで、彼は十分チームに申し訳ないと感じている。また出場停止になるリスクを冒すことはないだろう。

――昨年のファイナル第6戦では、ボーガットが健康だったにもかかわらず、(フェスタス)エジーリをベンチから起用し、チームにとって非常に生産的なプレイを決めた。たしか、10分程度の出場時間で11得点を記録したと記憶している。HCという立場から、ボーガットが離脱したことで、チーム内のビッグマンの役割が変わると思う?

ビッグマンは重要だ。昨年と今年は異なるシリーズだし、相手は昨年(ティモフェイ)モズゴフを重用していた。当然、去年はカイリー(アービング)も(ケビン)ラブもいなかったので、異なるチームでもあった。それに(チャニング)フライもいなかった。だから昨年とはスタイルも違うし、これは異なるシリーズだ。それでも、ビッグマンは必要なんだ。もしスモール(ラインナップ)でプレイしてもね。48分間スモールでプレイすることはないわけだから。

フェスタスも、アンディ(バレジャオ)にも出場時間を与える。モー(マリース・スペイツ)にも出場時間を与えるかもしれない。彼は、前の試合で良いプレイをしてくれた。ボックススコアには表れないことだがね。シュートは決められなかったが、良いプレイをしてくれた。

つまり、全員が準備を整え、全員がそれぞれの役割を果たさなければいけないということだ。


[特集]2016 NBAファイナル: ウォリアーズ vs キャブズ


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ