NBA

レブロン・ジェームズ「自分に何ができるかはわかっている」

Author Photo
Sporting News Logo

6月12日(日本時間13日)、クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズが、ゴールデンステイト・ウォリアーズとの2016 NBAファイナル第5戦前日の会見に出席し、メディアからの質問に答えた。


――ドレイモンド・グリーンとの一件について聞きたい。ウォリアーズの中には、あなたがグリーンを跨いだことについて懸念、あるいは怒っている選手がいるとも言われている。何故あのような行動を取った?

まず初めに、オーランドで起こった銃撃事件で命を失った方たちのご遺族に、哀悼の意を捧げたい。アメリカ国民にとって大きな出来事だし、これは、今日の世界で起こっていることで、僕たちが対応しなければいけないことだ。そして間違いなく、バスケットボールについても考えさせられる出来事だと思う。僕自身にとって、バスケットボールは現実世界の中でほんの些細な部分にしか過ぎない。今回の事件で亡くなった方たちに祈りを捧げると共に、オーランドで起こった悲劇でけがをなさった方たちの回復を祈っている。

質問への答えだけれど、答えることはない。ウォリアーズの選手が何を言ったかも知らない。僕は、無礼な人間ではない。誰に対しても、失礼な態度は取らない。これは競い合いの中で起こったことで、その質問への答えはない。

――第4戦までを終え、明日は負ければシーズンが終わる試合を戦う。今の状況は、どのくらい難しいもの?

難しいとは思っていない。持っている力を全てチーム、チームメイトのために尽くして、結果を受け入れるだけ。僕はキャリアを通じて多くのハードワークを注いできたし、今シーズンも同様のことをしてきた。だから、自分に何ができるかはわかっている。チームに何ができるかも理解している。だからといって、今の状況を辛いとか、難しいとは思っていない。コートに出て、自分の仕事をするだけ。

――ファイナル史上、1勝3敗の状態から逆転したチームはいない。この事実は、チームに必要な勢いを与えるだろうか?

あまり関係ないと思う。僕たちは、彼ら(ウォリアーズ)がどれだけ危険なチームかを知っている。ステフ(カリー)がいなかった2週間、彼らはヒューストン(ロケッツ)と、ポートランド(トレイルブレイザーズ)と戦い、勝った。誰がコートに出ていようと、彼らはお互いに足りない部分を埋め合えるチーム。

彼らが多くの成功を収めてきた会場で、僕たちが勝つためには、第4戦よりも良いプレイをしないといけない。


[特集]2016 NBAファイナル: ウォリアーズ vs キャブズ


著者
NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ