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スティーブ・カーHC「キャブズ、クリーブランドにおめでとうと言いたい」

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6月19日(日本時間20日)、オラクル・アリーナで行なわれた2016 NBAファイナル第7戦、クリーブランド・キャバリアーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズは、93-89でキャブズが勝利し、球団史上初優勝、並びにNBAファイナル史上初となる1勝3敗からの逆転優勝を果たした。

ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチは、試合後の会見でメディアからの質問に答えた。


まず初めに、タイ(キャブズのタロン・ルーHC)、それに彼のスタッフ、キャブズの選手、球団におめでとうと言いたい。我々が3勝1敗と王手をかけてから、クリーブランドは素晴らしい試合をしてカムバックを果たした。そして、我々に勝った。

彼らに優勝は相応しい。カギとなるシュートを決めたのは彼らだ。彼らがプレイを決めた。先ほども言った通り、キャブズ、クリーブランドにおめでとうと言いたい。

これからは、我々のシーズンについて語らせてもらいたい。我々が求めた形で終えられなかったが、信じられない形で走ることができた。バスケットボール、球団に献身的な選手たちが集まったチームを率いることができて、私は幸運だ。

素晴らしい1年だった。この2年は、素晴らしい時間だった。自分たちが求める形で終えられなかったのは残念だが、これも人生だ。

――試合が終わって5分から10分で振り返るのは難しいと思うが、ロッカールームの雰囲気は?

当然ながら、全員落ち込んでいた。あと一歩のところだったのでね。負けたここ3試合で2度もホームで負けた。第5戦がカギだった。

我々にもチャンスがあったことは、選手たちも理解していた。それだけに選手たちはがっかりしている。しかし、先ほども言ったように、こういう結果になったということ。

――第4クォーターはわずか13得点しか取れなかった。シーズンで最も重要なクォーターでオフェンスが停滞した理由は?

相手も18得点だ。これはNBAファイナルの第7戦で、選手全員が身体を張ってディフェンスした。両チームの選手たちは、第4Q、特に優れたディフェンスをしていた。それでシュートが中々決まらなかった。オープンなシュートが何本かあったが、決められなかった。

しかし、これが第7戦だ。36-31のようなクォーターにはならない。接戦になるものだ。本当に、(勝敗を分けたのは)カギとなるいくつかのプレイだった。カイリー(アービング)が、接触のある難しいシュートを決めた。それにレブロン(ジェームズ)が3ポイントシュートを放ってファウルをもらい、彼は3本連続してフリースローを成功させた。彼らのプレイで流れが相手に傾いた。

――ドレイモンド(グリーン)は名誉を挽回しようとしていたように見えた。第5戦で出場停止となり、第7戦では彼のキャリア史上最高と言えるプレイをしたと思う。彼について聞かせてもらえる?

ドレイモンドは素晴らしかった。彼は、過去最高の1試合と言えるプレイをした。私が今までに見てきたファイナル第7戦の中でも、ベストの1試合と呼べるプレイだった。シュートを決め、リバウンドを奪い、ボールを動かし、素晴らしいレベルのディフェンスをした。ドレイモンドは、やれる限り最高のプレイをした。

我々は、あと一歩のところだった。チャンスを得たが、生かせなかった。それでも、彼は素晴らしかった。


[特集]2016 NBAファイナル: ウォリアーズ vs キャブズ


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ