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スティーブ・カーHC、ステフィン・カリーに対する6ファウル中3つは「不適切な判定」

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6月16日(日本時間17日)、クイックン・ローンズ・アリーナで行なわれた2016 NBAファイナル、ゴールデンステイト・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズ第6戦は、ホームのキャブズが115-101で勝利してシリーズ3勝3敗となり、決着は第7戦に委ねられた。試合後、ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチが、メディアからの質問に答えた。


――スティーブ、あなたのチームは冷静さを欠いたのでしょうか? 特にステフはファウルアウトとなって、マウスピースを投げつけていました。

彼の行為と退場には何の因果関係もない。あの時点で退場は決まっていた。しかし、怒るのも無理はない。彼はリーグのシーズンMVPだ。その選手が1試合6度もファウルをコールされた。そのうちの3つは酷い判定だった。

彼はカイリー(アービング)からクリーンな形でスティールを奪った。最後のファウルはレブロン(ジェームズ)のフロッピング(故意的に審判を欺く行為)だ。ジェイソン・フィリップス(審判)は、彼のフロッピングに騙されたんだ。リーグのMVP選手を代弁し、我々は、NBAファイナル中に見られている厳しいファウルについて述べているんだ。

ハッキリさせておこう。判定で負けたわけではない。相手が我々を完全に上回るプレイを決めた。クリーブランドが勝者に相応しい内容だった。しかし、(カリーに対する)6つのファウル中3つは、どの選手にとっても不適切な判定だ。ましてや、リーグのMVPに対してはね。

――つまり、マウスピースを投げつけた行為を容認するということ?

そうだ。まったく問題ない。怒って当然だ。これはファイナルで、全選手が競い合っている。どのプレイにもファウルは存在する。フィジカルな試合なのでね。我々のオフェンスはステフ・カリーとクレイ・トンプソンが牽引していて、チームの選手はコート上を動いている。彼ら2人がクリーブランドに抑えられ、MVPに対して繰り返しファウルをコールし、ファウルアウトとするような行為には同意できない。

――第7戦を迎えるチームの精神面に不安はある?

全くない。もしシーズン前の時点で、(ファイナル)第7戦までいくと誰かに教えられれば、誰だってそれを受け入れるさ。我々は、ホームゲーム1試合を残し、NBAチャンピオンになるチャンスが残っている。いつだろうと、受け入れるよ。

日曜(日本時間月曜)が待ちきれない。問題なく試合を迎えられるだろう。もちろん、クリーブランドはここ2試合で良いプレイをした。しかし、(第7戦では)我々も良いプレイができると確信している。我々は、他の29チームが大いに望むようなシチュエーションにいる。


[特集]2016 NBAファイナル: ウォリアーズ vs キャブズ


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ