NBA

タロン・ルーHC「選手たちを誇りに思う」

Author Photo
Sporting News Logo

6月13日(日本時間14日)、オラクル・アリーナで行なわれた2016 NBAファイナル、クリーブランド・キャバリアーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズ第5戦は、キャブズが112-97で勝利した。試合後、キャブズのタロン・ルー・ヘッドコーチが、メディアからの質問に答えた。


――コーチ、今夜のゲームプランは、シンプルにレブロン(ジェームズ)とカイリー(アービング)にスーパースター級の活躍を求めるものだった。彼らがどうやって、41得点ずつ決められたかについて、話してもらえますか?

彼らには、アグレッシブにプレイしてもらいたかった。シリーズを通して言い続けているように、繰り返しアタックし続けてもらいたかった。2人共に、素晴らしいプレイをしてくれた。彼ら2人には、試合序盤からチームに自信をもたらしてもらう必要があった。それを、やってくれた。

全員が役割を担ってくれた。ベンチの全員が一所懸命にプレイしていた。ミスもあったが、決して諦めなかった。相手にランを決められても、我々は諦めなかった。ミスがあっても、その姿勢を保てた。その部分こそ称賛されるべきだ。それだけ、選手たちは勝ちたかったということだ。

選手たちがハードにプレイし続けたことを誇りに思う。こういうプレイをしなければいけない。今日のようなプレイこそ、我々のプレイだ。

――ドレイモンド・グリーン不在の影響は? 彼がいなかったことで、チームのオフェンスがやりやすかった部分はあったと思う?

彼はベストディフェンダーだ。前にも話したことがあるように、いつヘルプに入れば良いかを読む能力、スイッチからミスマッチを生む能力、前に出るタイミングを図る能力、出るべきではないタイミングを把握する能力において、彼はNBAで最高級の存在だ。過小評価されているが、ショットブロッカーとしても有能で、1番(ポイントガード)から5番(センター)までディフェンスできる。しかし、私は今夜の試合でチームが見せたプレイを誇りに思っているよ。

――カイリーについて聞きたい。シリーズを通じて、これまで見られなかった効率的なプレイができた要因は何だと思っている?

特別な存在だということだ。シリーズを通じて話しているように、彼は相手が我々のオフェンスを停滞させるために、マークに付く選手を1番から5番までスイッチさせてくる対象になる選手の1人だ。彼は、レブロンとコートにいることで、自分自身でシュートを生み出せる。

我々は、ミスマッチを生かすことができた。彼には、積極的にプレイし続けるよう伝えた。素晴らしいプレイをしてくれたよ。


[特集]2016 NBAファイナル: ウォリアーズ vs キャブズ


著者
NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ