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スティーブ・カーHC、第5戦敗戦も「彼らより我々のほうが有利」

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6月13日(日本時間14日)、オラクル・アリーナで行なわれた2016 NBAファイナル、クリーブランド・キャバリアーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズ第5戦は、キャブズが112-97で勝利した。試合後、ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチが、メディアからの質問に答えた。


――今日の試合ではカイリー(アービング)とレブロン(ジェームズ)にそれぞれ41得点を取られた。あまりにも大きな数字だが、この原因はシンプルにドレイモンド・グリーンが不在だったからだろうか?

確かにその通りで、単純明快な理由だ。ディフェンスが良くなかった。ドレイモンド抜きで戦わなければいけないのは周知のことだったので、くどくど言う必要はない。もっと良いプレイをしなければいけなかったが、できなかった。

彼ら2人(アービングとジェームズ)は、素晴らしかった。シュートを上手く決めていた。ディフェンスのコミュニケーションが不足していたと思う。守から攻への切り替えで機能させられなかったプレイもいくつか見られたし、思ってもみなかったクロスマッチも見られたことで、彼らをフリーにしてしまった。特にカイリーには、守から攻への切り替えから多くの得点を決められてしまった。

――負傷交代したアンドリュー・ボーガットの容態は?

彼は今夜MRI検査を受ける。左ひざを痛めたと思うが、結果はこれからわかる。

(ボーガットの離脱が)劇的にチームのプレイに影響を与えたとは思っていない。多くの選手がセンターでプレイしているのでね。彼が出場可能な状態でいてくれたら良かったが、他の4、5選手で機能する方法を見出そうとした。

けがは不運だ。問題ないと良いけれどね。我々には彼が必要だ。どういう状態かは、これから確認する。

――以前、困難に直面したときほどベストなプレイをすると言っていた。勝てば優勝を決められるが、クリーブランドに戻っての難しい試合に向けて、どういう準備をする?

これはNBAファイナルだ。素晴らしい2チームが競い合う。私は、今の状況は嫌いではない。もちろん、今夜の試合に勝てたら、なお良かったが、そうはならなかった。良いプレイができなった。逆に、彼らが良いプレイをした。

これでクリーブランドに戻り、もう一度仕切り直しということになる。それでも、彼らより我々のほうが有利だと思っている。


[特集]2016 NBAファイナル: ウォリアーズ vs キャブズ


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ