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ステフィン・カリー「ペースをコントロールできた」

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6月10日(日本時間11日)にクイックン・ローンズ・アリーナで行なわれた2016 NBAファイナル、ゴールデンステイト・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズ第4戦は、ウォリアーズが108-97で勝利を収め、2連覇に王手をかけた。13本中7本の3ポイントシュート成功を含む38得点の大活躍を見せたステフィン・カリーは、試合後の会見に出席し、メディアからの質問に答えた。


――ステフ、あなたはシーズンを通して、「その瞬間、機会を生かす」というようなことを言い続けている。第3戦の不調を経て、今日の試合での“瞬間”とは、どういうものだった?

普段通り。もちろん、この試合は大きいもので、個人としても、チームとしても挽回する必要があった。ロードでの試合で勝つ方法を見つけ、チームにとって良い状況を生み出す必要があった。特に、第1クォーターで解を見出せたと思う。第3戦のような形ではなく、今日は試合ペースをコントロールできた。それに、48分間を通して、今日の方が良いプレイができた。そのおかげで、再びプレイオフ、特にファイナルの試合の過程と、試合に勝つという挑戦を楽しむことができるようになったんだ。

――ステフ、第3戦のフィールドゴール試投数(9)から比べると約2倍の数字を残したと思う。それは、単にアグレッシブに攻めるという意識を持っていたから? それとも、チーム全体で、ゴールに向かう際、あなたの視界を広くしようと努力したから?

両方だね。でも、ボールを持ったときには、より自信を持って、より強い気持ちを持ってプレイしないといけない。第3戦では中途半端だった。それに、今日はファウルトラブルに対応しなくて済んだから、より長くコートにいられた。チームメイトも、素晴らしいスクリーンを張ってくれたしね。サイドからサイドにボールを動かして、オフ・ザ・ボール時に良い動きができた。

クレイがウィングから3Pを決め、H.B.(ハリソン・バーンズ)が要所でシュートを決めてくれると、相手のディフェンスを弱めることが可能になる。相手は全員を注意しないといけなくなるし、レーンが開ける。僕たちがベストなプレイをしているときの展開だね。それでリズムに乗っていける。

――第4クォーター序盤に12-1のランを決めたとき、何を感じた? 試合を終わらせられると思った? 何がきっかけだったのだろう?

ディフェンスで相手のプレイを止められたことだね。あの時間帯のラインナップはスモールで、ドレイモンド(グリーン)がセンターで、守備から攻撃への速い切り替えができるようになる。それにアンドレ(イグダーラ)がオープンな状態でボールを持てれば、プレイメイクからシュートを打つか、ウィングにいる選手を探してパスを出せる。たしか、彼はH.B.を2度見つけて、パスを出したと思うね。そうなれば、チームはリズムに乗っていける。あの展開では、自分たちの忍耐力と、選手層の厚さを示せたね。僕たちの方が動けていたから。あの時間は、全員が集中していたよ。


[特集]2016 NBAファイナル: ウォリアーズ vs キャブズ


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ