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カイリー・アービング「アグレッシブにプレイすること以外は考えなかった」

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6月8日(日本時間9日)にクイックン・ローンズ・アリーナで行なわれた2016 NBAファイナル、ゴールデンステイト・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズ第3戦は、ホームのキャブズが120-90と30点差で快勝し、シリーズ初勝利をあげた。試合後の会見で、30得点、8アシストの活躍を見せたキャブズのカイリー・アービングが、試合内容などについて語った。


――キャバリアーズは、ファイナル第1~3戦まで、スプラッシュブラザーズ(ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン)の勢いを止め続けている。いったい、どうやっている? 彼らをどうやって(シュート)スポットに入らせず、オープンな状態にしないようにしている? そして、金曜の第4戦でも、どうやって同じことを持続させようと考えている?

チーム全体で気をつけていること。特に、彼ら2人が試合にどれだけの影響を与えるかを理解しているからね。

彼らは、あらゆる形から乗っていける。今日の試合で言えば、第2クォーターのクレイ、第3Qのステフを見ればわかる通り、彼らは苦しい状況を乗り越えられる。とにかくディフェンスの際には彼らに気を配り、相手オフェンスのときでもアグレッシブに守って、彼らに難しいプレイをさせないといけない。

――カイリー、今日のあなたは(第2戦までと比べて)別人のようだった。非常にアグレッシブだった。何が大きな違いになった? それから、今夜の試合で機能したレブロン(ジェームズ)とのパスの連携について聞かせてくれる?

シュート練習のときから、1-4((ポイントガードとパワーフォワード)の連携、1-4のピックアンドロールについて彼と話し合った。僕たちでチームのオフェンスをリードしようとね。スイッチも含めて、凄く上手く機能したよ。

僕は、相手に挟まれた状態ではプレイを決められないし、どっちつかずでは良くないことをわかっている。特に、目の前に相手がいる状況ではね。アタックモードを続けることが大事なんだ。どういう状況であれ、ポゼッションごとにチームメイトが僕に求めていることでもあるから。

たった2試合での話だからね。第1戦はアイソレーションが多かったし、第2戦ではリズムに乗れなかった。これまでの試合と比べて、第3戦での自分が完全に異なる選手とは言いたくないけれど、ただ単に、チームメイトのため、アグレッシブにプレイしようということ以外は考えなかったよ。

――試合前のハドルで、レブロンがチームメイトに対して、「俺のリードに付いてこい」と言った。カイリー、あなたにとって彼の言葉の意味は? どういうインパクトを与えたものだった?

これから試合で起こることの規模の大きさに気づいたそれと、偉大な選手に引っ張られて、僕たちが対戦チームとバトルするということに気づかされた。

僕たち全員がそれを理解したし、それぞれの役割を理解していた。お互いに何をすれば良いのか、どういう役割を期待されているのかを理解していた。

そんな中で、彼の言葉のおかげで、全員が改めて波長を合わせられたんだ。僕たち全員が、ホームに戻っての試合の意味を理解していた。ロードでは、必ずしも良いプレイができたとは思っていない。でも、ホームに戻ってきたんだ。僕たちのリーダーが、目と目を見て、「戦いに行こう」と、伝えてくれたんだ。


[特集]2016 NBAファイナル: ウォリアーズ vs キャブズ


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ