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レブロン・ジェームズ「もっと、堅実なプレイをしないといけない」

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6月5日(日本時間6日)、オラクル・アリーナで行なわれた2016 NBAファイナル、クリーブランド・キャバリアーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズ第2戦後、キャブズのレブロン・ジェームズが、試合を振り返った。


――第2戦までを終え、現在の心境はフラストレーションが溜まる、あるいはチームに失望している?

どちらでもない。フラストレーションも溜まっていないし、チームに失望してもいない。とにかく、良いプレイをしなければいけない、ということ。オフェンスでもディフェンスでも、心身両面でも、すべてにおいて良いプレイをしないといけない。

彼らには、単純に負けた。すべての面でね。試合を通して、僕たちが勝った場面はなかった。序盤に僕たちがリードを奪っても、五分五分のボールを取られた。ポゼッションでも、ティップインショットの数でも、彼らが勝った。今夜は完全に負けたよ。

――あなたがチームプレイヤーなのは理解している。だが、シリーズを勝つため、よりセルフィッシュにプレイする必要があると感じている?

セルフィッシュという表現は適切ではないね。個人的に、今日の試合ではトラブルが多かった。ターンボールが多過ぎた。

第1戦後にも話した通り、偉大なチームを相手にターンオーバーを記録していては、勝てない。それなのに、今日は僕だけでチームが記録した約半数のターンオーバーを記録してしまった(ジェームズは7ターンオーバー、キャブズは18ターンオーバー)。

相手もターンオーバーをいくつか記録したけれど、僕はチームの約半数も記録してしまった。自分がコートに出るたびに、イージーな得点機会を相手に与えてしまった。

だから、もっと良いプレイをしないといけない。もっと上手くボールを扱わないといけない。自分自身のため、チームメイトのためにプレイメイクしないといけない。もっと、堅実なプレイをしないといけない。

――試合前、チームメイトにメッセージを付けてヘッドフォンをプレゼントしたそうだが、その内容は? チームメイトはしっかりメッセージを受け取った?

シーズンを通じて、常にメッセージを送っている。この瞬間を、僕たち全員が理解している。毎年この状況を体験できるわけではないからね。それに、ファイナルが初めての選手もいる。彼らは、キャリアを通じて、この瞬間に立つことを待ちわびてきたんだ。

だからこそ、もう少し良いプレイをしないといけない。良いプレイをしないといけないんだ。シリーズの流れを変えるためにも、もっともっと良いプレイをしないといけない。

対戦相手が、僕たちの会場での試合を楽しみにしていることは知っている。昨年も良い結果を残しているからね。僕たちは、相手を圧倒して勝たないといけないんだ。


[特集]2016 NBAファイナル: ウォリアーズ vs キャブズ


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ