6月5日(日本時間6日)、オラクル・アリーナで行なわれた2016 NBAファイナル、クリーブランド・キャバリアーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズ第2戦後、3ポイントシュート8本中5本成功を含む28得点の活躍を見せたウォリアーズのドレイモンド・グリーンが、試合を振り返った。
――ドレイモンド、第2クォーター序盤の時点で6点ビハインド(22-28)だったにもかかわらず、その後20-2のランを決めた。いったい何が起こった?
僕たちは、本当に落ち着いていたんだ。相手にランを決められたけれど、全員が落ち着いていた。チームのオフェンスを信じていたし、ディフェンスを固めた。守備が機能するようになってから、チームは猛攻を仕掛けられた。何人かが3ポイントシュートを成功させて、ボールを回し続けられたし、全員が動き続けることができた。
――3Pラインで繰り返しオープンな状態になったときは、どういう気分だった?
シュートを決められるか、失敗するかのどちらか。それは自分次第だった。それに、クレイ(トンプソン)が僕を探し当ててくれて、それで乗っていけた。彼がドライブを仕掛け、点を決めたことで相手のディフェンスが崩れた。もしくは、彼がボールを出して、僕が何本かシュートを決められた。
とにかく、チームメイトが僕を信頼してくれたんだ。それで僕を見つけてパスを出してくれた。シュートを決められるかどうかは、自分次第だった、というわけさ。
――ドレイモンド、スティーブ・カー・ヘッドコーチは、あなたがオクラホマシティ(サンダー)とのシリーズで良い流れに乗れたのかもしれない、と話していた。前のシリーズから何かを得て、今シリーズに生かせていると感じている?
サンダーとのシリーズは、非常にタフだった。厳しい物事を乗り越えたら、そこから成長できる。僕たちは、前のシリーズで確実に成長できた。
前のシリーズで得た勢いを今シリーズでも生かしたいけれど、そんな虫のいい話はないさ。今シリーズと、前のシリーズとでは完全に別物なんだ。だから、良いスタートを切れて良かった。確かに前のシリーズで成長できたけれど、それと今シリーズは、まったく別物のチャレンジだ。
サンダーとのシリーズでは、相手のリーチと身体能力に苦しめられた。キャブズには、サンダーほどのリーチの長さはないけれど、レブロン(ジェームズ)を中心とするチームとの対戦では、読みが異なる。2つのチームは全く別物だけれど、先ほども話したように、厳しい試練を乗り越えられると、成長できる。
[特集]2016 NBAファイナル: ウォリアーズ vs キャブズ