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ウォリアーズが33点差でキャブズを下し2連勝

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6月5日(日本時間6日)にオラクル・アリーナで行なわれた2016 NBAファイナル、クリーブランド・キャバリアーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズ第2戦は、第2クォーター以降を91-56と圧倒したウォリアーズが110-77と33点差で圧勝し、第1戦に続いてシリーズ2連勝を果たした。

2連覇に向けてホームで2連勝と最高のスタートを切ったウォリアーズは、3ポイントシュート5本(試投8本)を沈めたドレイモンド・グリーンがゲーム最多の28得点に加え、7リバウンド、5アシストと勝利に大きく貢献した。そのほか、ステフィン・カリーが18得点、クレイ・トンプソンが17得点(2人はともに3P8本中4本成功)をあげ、控えのリアンドロ・バルボサも第1戦(11点)に続いて2試合連続で二桁得点(10点)をマークした。また、アンドリュー・ボーガットは15分の出場にとどまったものの、5ブロックをマークした。

敗れたキャブズは、レブロン・ジェームズがいずれもチーム最多となる19得点、8リバウンド、9アシスト、4スティールをマークしたものの、ターンオーバーも7本を記録(チーム全体で18ターンオーバー)。そのほか、カイリー・アービングが10得点(フィールドゴール14本中9本失敗)、控えのリチャード・ジェファーソンが12得点、5リバウンドをマークした。5得点、3リバウンドに終わったケビン・ラブは、後半に入って脳しんとうの症状が出たためロッカールームに下がり、そのまま試合に戻らなかった。

第1Q終了時点ではキャブズが21-19と2点をリードし、第2Q序盤にそのリードは28-22と6点のリードに広がった。

だが、ウォリアーズは同クォーター残り9分57秒にK・トンプソンが3Pを沈めると、ショーン・リビングストン、ハリソン・バーンズらがダンクで続いて逆転に成功。その後もグリーンの2本連続3Pなどで連続11得点をあげると、42-30と一気に12点のリードを奪った。キャブズは第2Qでジェームズが14得点を叩き出したものの、チームスコアではウォリアーズが33-23と上回った。

後半に入ってもウォリアーズの勢いは止まらない。第3Qにはグリーンが10得点、K・トンプソンが9得点をあげるなどして82-62とその差を20に拡大。さらに、第4Q序盤にもカリーの3P、バルボサの連続レイアップなどで9点を連取して早々に勝負を決めた。

なお、ウォリアーズはベンチメンバー同士の戦いとなった試合終盤に、この日最大となる34点の大差をつけている。

チームのフィールドゴール成功率はウォリアーズの54.3%に対し、キャブズは35.4%だった。また、3P成功率もウォリアーズの45.5%に対し、キャブズは21.7%、リバウンドは46-34、アシストは26-15と、いずれもウォリアーズが上回った。

カリーは、「ここ数年間でチームが成し遂げたことは、全員が毎試合でインパクトを残しているからなんだ」と、話している。

「誰が活躍するかは、誰にもわからない。集中と、エッジの効いたプレイを維持して、あと2勝あげたい」。

2連敗となった試合後、ジェームズは、「単純に、負けた」と、語った。

「僕たちは何も勝ち取れなかった。試合のどの瞬間においても、何も勝ち取れなかった」。

ウォリアーズの2勝0敗で迎える第3戦は、8日(同9日)にキャブズの本拠地クイックン・ローンズ・アリーナで行なわれる。

ボックススコア


[特集]2016 NBAファイナル: ウォリアーズ vs キャブズ


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ