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ウォリアーズが苦しみながらも2連勝

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現地21日にオラクル・アリーナで行なわれたウェスタン・カンファレンス決勝、ヒューストン・ロケッツ対ゴールデンステイト・ウォリアーズの第2戦は、ステファン・カリーが33得点をあげたウォリアーズが99-98で辛勝した。ウォリアーズはホームでの第1~2戦に連勝し、シリーズを2勝0敗としている。

第1クォーター終盤から第2Q序盤にかけて連続12点をあげたウォリアーズは、前半残り9分の時点で42-28と14点のリードを奪っていた。だが、ロケッツは第2Q中盤から終盤にかけてロケッツがあげた12点をジェイムズ・ハーデンが1人で叩き出すなどし、ハーフタイムまでに55-55と同点に追いつく。

後半に入ると、一進一退の攻防が続き、第4クォーター残り5分32秒にはロケッツが85-87と2点を追う展開に。だが、ウォリアーズはアンドリュー・ボーガットとクレイ・トンプソンの連続得点で点差を6に広げ、さらにカリーのステップバックショット、カリーのボーガットへのアシストなどで、残り2分25秒には96-89とリードを拡大する。

それでもあきらめないロケッツは、ハーデンのダンクとフリースローで残り49.3秒には96-99と3点差に迫り、続くディフェンスでもウォリアーズに8秒バイオレーションを犯させる。そこで得たポゼッションから、ドワイト・ハワードのアリウープをハーデンがアシストし、残り33秒で98-99の1点差に迫ってみせたものの、ロケッツの猛追もそこまでだった。

最後のオフェンスは、ハーデンがダブルチームで囲まれる形となってシュートを打つことができず、試合終了となった。

ウォリアーズは3ポイントシュートを11本中5本沈めたカリーが33得点、6アシスト、ボーガットが14得点、8リバウンド、トンプソンが13得点、ドレイモンド・グリーンが12得点、8リバウンド、7アシストを記録し、勝利に貢献。カリーは試合後、ハーデンが終盤にパスを選択したことについて触れ、「彼は、きっとパスを出すつもりはなかったのだと思う。あの場面では、彼にシュートを打たせないことが重要だった」と話している。

一方ロケッツは、ハーデンが38得点、10リバウンド、9アシスト、テレンス・ジョーンズが12得点、ジョシュ・スミスが10得点。第1戦で味方のスミスと衝突して左ひざを痛め、第2戦の出場が危ぶまれていたハワードは、先発出場で40分プレーし、19得点、17リバウンドをマークした。ハーデンは、「フラストレーションが溜まる。今日のような形で負けるのは、イライラする」とコメントした。

第3戦は現地23日に、ロケッツの本拠地トヨタ・センターで行なわれる。

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