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ロケッツが第7戦でクリッパーズに快勝し、カンファレンス決勝進出決定

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現地17日にトヨタ・センターで行なわれたウェスタン・カンファレンス準決勝、ロサンゼルス・クリッパーズ対ヒューストン・ロケッツの第7戦は、ジェイムズ・ハーデンが31得点、7リバウンド、8アシストをあげたロケッツが113-100で勝利を収め、4勝3敗でカンファレンス決勝進出を決めた。1勝3敗からプレーオフシリーズを制したのは史上9チーム目となる。

前半を10点リードで折り返したロケッツは、第3Q序盤にクリッパーズに11-4のランを許し、3点差まで詰め寄られる。だが、60-57とされた直後のタイムアウトで態勢を立て直し、ハーデン、ジョシュ・スミス、パブロ・プリジオーニらの得点で再びリードを二桁に拡大。さらに第3Q終盤にはトレバー・アリーザの3ポイントシュートなどで11-2のランを決め、85-68と17点のリードを奪った。

クリッパーズも第4Q中盤にブレイク・グリフィンのダンクなどで連続7得点をあげ、94-102と8点差まで迫ったものの、残り55.8秒にアリーザにこの日6本目となる3Pを決められて11点差(107-96)とされ、逃げ切られた。

ロケッツはハーデンのほか、アリーザが22得点、ドワイト・ハワードが16得点、15リバウンド、スミスが15得点、控えのコーリー・ブリュワーが11得点。第3Q中盤に流れを引き寄せる活躍を見せたパブロ・プリジオーニは、4得点、4アシスト、3スティールだった。

試合後ハーデンは、「大きな、大きな自信に繋がる。僕らのようなことを成し遂げられるチームは数少ない。僕らは戦い抜いた。本当に厳しい3試合を戦い、そして乗り切った」とシリーズを振り返ると、19点差から逆転勝利を収めた第6戦についても触れ、「敵地で19点差も離されたら、『また来シーズンがんばろう』と思ってしまうもの。でも、シーズンを通して負傷者や、いろいろなことを乗り越えてきたからこそ、どんなに厳しい状況でも戦えたのだと思う。どんな状況でも、乗り越える術を見つけられた。たとえば、1勝3敗に追い詰められた後でもね」と、続けている。

一方、クリッパーズはブレイク・グリフィンが27得点、11リバウンド、6アシスト、クリス・ポールが26得点、10アシスト、4スティール、デアンドレ・ジョーダンが16得点、17リバウンド、4スティール、3ブロック、ジャマール・クロフォードが17得点を記録した。グリフィンは、「悔しい、残念。あと少しのところだったけれど、そんなものは何の意味も成さない。先に王手をかけたのに、相手を振り切れなかった。自分たちのほかに責めるべき存在はいない」と、現在の心境を話している。

クリッパーズはフィールドゴールでロケッツ(35本)よりも多い41本を決めたものの、3Pで28本中7本成功、フリースローで17本中11本成功と、ロケッツのFG30本中12本、FT41本中31本に大きく差をつけられた。

勝ち上がったロケッツは、現地19日からゴールデンステイト・ウォリアーズとカンファレンス決勝を戦う。

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