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スパーズが敵地でクリッパーズに勝利し3勝目、カンファレンス準決勝進出に王手をかける

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現地28日に行なわれたプレーオフ1回戦、サンアントニオ・スパーズ対ロサンゼルス・クリッパーズの第5戦は、クリッパーズの反則にも助けられたスパーズがリードを死守し、111-107で勝利。ウェスタン・カンファレンス準決勝進出まで、あと1勝に迫った。

勝負を決定づけたのは、スパーズが1点リード(108-107)で迎えた第4クォーター残り4.9秒のプレーだった。

タイムアウトから再開後、ブレイク・グリフィンがペイント内に入り、フローターショットをリリース後、デアンドレ・ジョーダンがボールをタップして押し込み、クリッパーズが逆転したかに思われた。しかし、映像判定の結果、ジョーダンはボールがリムの枠内にある時点で触れていたことが判明し、審判はオフェンシブゴールテンディングにより得点無効と判定。この判定で命拾いしたスパーズは、残り4秒から4本中3本のフリースローを沈め、大きな1勝をあげた。

スパーズ(3勝2敗)は、ティム・ダンカンが21得点、11リバウンド、カワイ・レナードが18得点、マヌ・ジノビリが14得点、トニー・パーカーとパティ・ミルズがそれぞれ13得点で勝利に貢献。グレッグ・ポポビッチHCは、「両チームによる、素晴らしい試合だった。2つの強豪チームが対戦しているシリーズで、1本のシュートミスですべてが変わる。そういう試合だ」と、白熱の一戦を評した。

後がなくなったクリッパーズ(2勝3敗)は、グリフィンが30得点、14リバウンド、ジョーダンが21得点、14リバウンド、クリス・ポールが19得点、10アシストを記録。グリフィンは、「厳しいけれど、まだシリーズは終わっていない。下を向くわけにはいかないんだ」と、気持ちを切り替えるように語った。

第6戦は、同30日にサンアントニオで行なわれる。

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