NBA

大荒れの試合を制したキャブズが無傷の4連勝でカンファレンス準決勝進出

Sporting News Logo

現地26日に行なわれたプレーオフ1回戦、クリーブランド・キャバリアーズ対ボストン・セルティックスの第4戦は、負傷者、退場者を出す大荒れの展開となったが、主導権を渡さなかったキャブズが101-93で勝利し、無傷の4連勝でイースタン・カンファレンス準決勝進出を決めた。

プレーオフらしさ全開の試合だったと言って良い。

第1クォーターには、ケリー・オリニクが右腕をケビン・ラブの左腕に絡ませて関節を取るような体勢になり、ラブは左肩を脱臼。そのままロッカーに戻り、試合には戻らなかった。現時点でラブが準決勝第1戦から出場できるかは未定で、今後24時間以内にクリーブランドの医療施設で精密検査を受ける予定だ。

怒りの収まらないラブは、試合後、オリニクのプレーについて、「マイナーリーグレベル」と憤慨。その後もフィジカル戦の様相を呈し、ケンドリック・パーキンスとジェイ・クロウダーが小競り合いを見せると、その後ゴール下でJ.R.・スミスがマークについたクロウダーの顎にバックハンドブローを叩き込み、クロウダーが失神。クロウダーは倒れた際に左ひざを痛めて負傷交代となった。スミスに対しては、NBAが出場停止処分を科す可能性もある。

カイリー・アービングは、「皆、苛立っていた。第4戦は、今まで僕がプレーした中で最もフィジカル色が強い試合だった」と、試合後にコメントした。

キャブズ(4勝)は、レブロン・ジェイムズが27得点、10リバウンド、8アシスト、アービングが24得点、11リバウンド、ティモフェイ・モズゴフが12得点、11リバウンドを記録。準決勝では、ミルウォーキー・バックス対シカゴ・ブルズの勝利チームと対戦する。

敗退が決まったセルティックス(4敗)は、アイザイア・トーマスとジャレッド・サリンジャーがそれぞれ21得点、エイブリー・ブラッドリーが16得点で試合を終えた。

ボックススコア

著者