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[東決勝第2戦プレビュー] キャバリアーズ対ホークス

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イースタン・カンファレンスNo.1の座をかけた争いは、クリーブランド・キャバリアーズがアトランタ・ホークスとの第1戦を制し、1勝目をあげた。現地22日には、再びホークスの本拠地フィリップス・アリーナで第2戦が行なわれる。

ここで気になるのは、両チームの負傷者だ。

キャブズは、カイリー・アービングが左ひざを痛めており、第1戦の第4クォーターはわずか3分の出場に終わった。レブロン・ジェイムズも第1戦で足首を痛めたが、本人によれば軽傷で、足を引きずった後も、靴ひもをしっかりと結び直してすぐコートに戻ったことを考えれば、明日の試合には出場できるだろう。

一方、ホークスは、守備の要であり、ジェイムズ対策として期待されるデマーレ・キャロルが離脱する可能性がある。キャロルは、第1戦で左ひざを痛め、両肩を担がれながらロッカーへと戻った。幸い、同21日の検査で骨折していないことがわかり、左ひざ捻挫と診断されたが、第2戦に出場できるかは当日の状態を見ないとわからない。仮に欠場となれば、ケント・ベイズモアとポール・ミルサップがジェイムズのマークにつくと考えられる。

怪我人以外で気になるのは、カイル・コーバーの不調だ。リーグトップクラスの3ポイントシューターとしても知られるコーバーは、ここ5試合で二桁得点を記録しておらず、第1戦では得意の3Pも4本中2本しか決めていない。コーバーと同様に、ベンチからの起爆剤であるデニス・シュローダーも、第1戦ではフィールドゴール10本中2本と苦しんだ。

また、キャブズも、ベンチ選手のバランスの悪さが目立っている。第1戦では、J.R.・スミス以外に得点をあげたセカンドユニットの選手はおらず、その他の選手をゲームに巻き込むことができていない。ただ、この日のスミスは球団記録となる8本の3Pを含む28得点をあげる大活躍だったため、チームが彼にボールを集めたため、という見方もできるだろう。

キャブズが連勝してファイナル進出に一歩近づくか、それともホークスが第1シードの意地を見せるか。明日の第2戦も注目だ。

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