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[東決勝第3戦プレビュー] ホークス対キャバリアーズ

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アトランタ・ホークス、そしてクリーブランド・キャバリアーズともに、満身創痍の状態でイースタン・カンファレンス決勝を戦っている。

ホークスは、第1戦でデマーレ・キャロルが左ひざを捻挫したのに加え、現地23日にはカイル・コーバーが重度の右足首捻挫により、今季残り試合を全休すると発表した。第1~2戦で連敗後、リーグ屈指のシューターであるコーバーの離脱は、ホークスにとって大きな痛手でしかない。

一方のキャブズは、カイリー・アービングの左ひざの状態が気になるところ。アービングは、同日のチーム練習に参加し、新しいニーブレース(伸展位膝関節固定帯)を試したとAP通信が報じている。試合出場の可否については、当日の状態に判断されるようで、デイビッド・ブラットHCも、「出場できるのなら、起用する。難しいようなら、出場させない」と話すなど、無理はさせない方針を取っている。

ボストン・セルティックスとの1回戦でケビン・ラブが戦線離脱し、アービングも負傷を抱え先行きが不安なキャブズを支えているのは、もちろんレブロン・ジェイムズだ。ジェイムズは、ホークスとの2試合で平均30.5得点、8.5リバウンド、8.5アシストを記録するなど、攻守にわたりチームを引っ張っている。ジェイムズが所属したチームが、プレーオフのシリーズで2勝0敗とリードしたケースは過去に14回あり、それらすべてのシリーズを勝ち上がっているというデータからも、キャブズが有利な立場にいると言って良いだろう。それでもなお、ジェイムズはホークスに逆転するだけの力が備わっていると理解し、「僕らは第1、2戦と同様に、全力を尽くす」と話すなど、シリーズに集中している。

マイク・ブデンホルザーHCが、コーバーの代役に誰を起用するかはわかっていないが、逆転のきっかけを掴むためにも、ホークスは第3戦を是が非でも取らなければいけない。

シリーズの行方を左右しかねない第3戦にも注目だ。

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